ドローン・ジャーナリズム

2016年9月6日

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渡辺秋男 (わたなべ・あきお)

クレセントエルデザイン代表

1976年、東京都生まれ。(有)クレセントエルデザイン代表。かつてヘリコプターのエンジニアだった父を持つ。日本機械学会の100周年にちなんだ『100ジュールロボットコンテスト』において、ヘリコプターをモチーフにした作品を出品し創造賞を受賞。現在はシステム開発やウェブ制作の会社を経営し、ドローンによる空撮サービスも行う。空撮映像はフランス国営テレビやNHKをはじめ世界から評価を得ている。
 

 全国約200カ所、フライト数は2000フライト以上に及ぶ、ドローンマスターが、ユーザー目線で今後のドローン市場について考える。

 昨年の夏、小型船舶免許を取得した。理由は海上からドローンを離着陸させるためだ。以前から東京の都市部などをドローンで空撮したいと考えていたのだが、人やクルマの往来が多い場所でドローンを飛ばすのは安全性の面から気が引けていた。

 そのうえ同じ年の4月には首相官邸ドローン墜落事件が発生し、ドローンに対する世間の目も厳しくなった。そんな状況の中、都会の街並みを空撮するために考えた苦肉の策が「小型船舶免許の取得」だった。海や川に隣接している湾岸地区の街並みならば、船からドローンを飛ばして空撮できるのではないかと考えたのだ。海上であれば人の目もあまり気にならない。万が一の事故があっても人的、物的な被害を軽減することができる。

フライト数は2000以上

渡辺秋男クレセントエルデザイン代表

 私はドローンによる空撮を約4年前から行っており、これまで様々な場所を空撮してきた。全国約200カ所、フライト数は2000以上に及ぶ。誰かに師事したわけではなく、機体を購入して独学でドローンを飛ばしてきたのだが、自分の飛ばし方がまわりから見てどのように見えるのか、法律に抵触するところはないのか、世の中により安全に飛ばすノウハウがあるのか。そのような疑問を解消するべく日本初のドローンパイロット養成スクールに昨年10月入校した。それはCGアニメーションなどで有名なデジタルハリウッドが開校した「ロボティクスアカデミー」であった。

 ロボティクスアカデミーは、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)という無人航空機の健全な振興と発展を目指す民間の団体が認定した、ドローンパイロット養成スクールの第1号。JUIDAとは、昨年12月に改正された航空法のベースとなる安全指針(ガイドライン)を作成した団体である。

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