「経済」の最新記事一覧
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山師のがんファイター第19回
2026/01/18 中村繁夫大腸ガンの肺への転移と再手術の告知を受けて、私は深い静寂の中に立っている。身体は過去の大手術の傷跡を留めながら、新たな挑戦へ向かう準備をしている。心は未だに嵐を抱えている。ステージ4大腸がんからの再戦、それは私にとって、闘いというより、永…
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2026/01/10 中村繁夫ドナルド・トランプ率いるアメリカ軍によるベネズエラへの事実上の軍事介入。この半世紀、レアメタル・レアアースという「見えない資源」を追い求め、泥にまみれた鉱山の現場から精錬所の暗い熱気、そして不透明な国家間交渉の裏側までを見届けてきた私の目…
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2025/12/30 中村繁夫かつて、日本の深海資源開発は「夢物語」と揶揄された。水深5000メートルを超える深海底から、1キログラムあたり数百円から数千円の「泥」を汲み上げるなど、経済合理性の欠片もないと考えられていたからだ。私自身、十年ほど前までは、その技術的障壁…
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山師のがんファイター 第18回
2025/12/28 中村繁夫退院から1カ月。2カ月に及ぶ闘病を終え、ようやく日常の輪郭が戻りつつある時期であった。体調は安定し、食欲もある。夜も眠れる。朝夕の散歩は6000歩を超え、リハビリとしては申し分ない回復ぶりであった。だが、その「戻りかけた日常」は、きわめて…
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現場で見た「供給崩壊」と「国家の焦り」
2025/12/19 中村繁夫私の手元にある「山師の手帳」――現場の肌感覚と過去数十年の相場サイクル、そして冷徹な地政学の分析を書き溜めたノートを見返すと、一つの恐るべき未来図が浮かび上がる。2026年は、レアメタル相場が長い眠りから目覚め、牙をむく年になるだろう。
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山師のガンファイター 第17回
2025/11/30 中村繁夫がん闘病というと、「命がけ」「壮絶」「不屈の闘志」といった言葉が並ぶ。確かにその通りなのだが、57日間入院してみて思ったのは、もう少し違う表現も必要だということだ。たとえば、「退屈との戦い」「ヒマとの全面戦争」「病院食との知恵比べ」。そし…
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2025/11/27 原田 泰政府は物価高対策としてコメの購入に使える「おこめ券」の配布を盛り込んだ。これは膨大な事務費を使い米価を引き上げるだけで、所得の低い人には何の助けにもならない。
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山師のガンファイター特別寄稿 第16回
2025/11/23 中村繁夫私が入院生活を通じて得た“老後の夫婦が仲良く生きるための七つの知恵”を記したい。どれも小さな気づきではあるが、老後の暮らしを豊かに支える知恵となるはずである。
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山師のガンファイター 第15回
2025/11/16 中村繁夫病室という空間は、静かであるほどに人を追い詰める。昼と夜の境目が曖昧になり、同じ天井を見上げながら日々が流れていく。入院生活が長くなるほど、身体よりも先に心が疲弊していくのを感じた。
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2025/11/14 原田 泰日銀が追加の利上げを見送ったのに対し、現在のインフレに対して金利引き上げで対応すべき、円安を抑えるために金利を引き上げるべき、低金利が生産性を低下させるから金利を上げるべき、といった批判がある。これらの議論を整理したい。
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山師のがんファイター14回
2025/11/01 中村繁夫がんを宣告されて得度(とくど)を選ぶ著名人が少なくない。京セラの創業者である故・稲盛和夫氏、作家で僧侶の故・瀬戸内寂聴氏、美容外科医の高須克弥氏、そして元演歌歌手の香田晋氏。それぞれ立場も歩んだ人生も全く異なるが、彼らには共通する一点があ…
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山師のがんファイター13回
2025/10/29 中村繁夫私の大腸がん手術は、私の体力を考慮すると、リスクを懸けた戦いであった。ステージ4、すなわち遠隔転移を伴う末期がんである。原発は大腸、転移は肝臓しかも9カ所──主治医は慎重に言葉を選びながら、「11時間に及ぶ大手術になる」と告げた。手術室の…
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山師のがんファイター12回
2025/10/26 中村繁夫大腸がんと肝臓がん、二つの病巣を同時に摘出する外科手術は、実に11時間に及んだ。執刀医をはじめ、麻酔科、看護師、リハビリスタッフ、すべての医療チームが総力を挙げた長い戦いであった。だが、実のところ真の闘いは手術台の上では終わらなかった。む…
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2025/10/24 原田 泰国民民主党の玉木雄一郎代表に対し、総理になる覚悟がなかったとか、ここぞという場面で判断を誤り、好機を逃すことを『玉木る』と言う揶揄がSNS上でなされている。しかし、筆者はそうとは思わない。負けたのは立憲民主党とマスコミだ。
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山師のガンファイター第11回
2025/10/18 中村繁夫9クール、すなわち27週間にわたる抗がん剤治療に挑む決断を下した。吐き気、倦怠感、手足のしびれ。容赦のない副作用と向き合う日々であった。だが、奇跡は起こった。CT画像の中で、がん細胞は確かに縮小していたのである。しかし、その喜びも束の間、…
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2025/10/15 唐鎌大輔高市トレードと称されるリフレ政策への期待を映じた地合いは続いている。目先で注目される論点は「10月利上げの可能性に与える影響をどう評価すべきか」である。結論から言えば、10月に利上げする可能性は逆に高まったように思える。
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2025/10/10 原田 泰高市早苗氏が自民党総裁に選出され、日経平均株価が上がっている。ここでは、高市新総裁の財政政策が財政を悪化させるものか考えてみたい。総裁選で掲げていた「政府債務残高の対国内総生産(GDP)比を低下させる」を検討する。
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『豊かさとは何か』の著書・暉峻淑子埼玉大学名誉教授インタビュー
2025/10/03 暉峻淑子,大城慶吾戦争体験や飢餓の恐怖を経験した人にとって「令和の米騒動」はどう映るのか。97歳の経済学者、暉峻淑子氏が今、私たちに伝えたいこととは──。
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2025/10/01 原田 泰自民党が総裁選を党員票も含めたフルスペック型で「解党的出直し」と言っているが、党改革として何をするのか見えてこない。参院選の敗北を総括していたものの、それを生かした争点にも見えない。「民意」を汲むためにどんな政策と議論が必要なのか。
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