書籍詳細

日本書紀に秘められた古社寺の謎
―神話と歴史が紡ぐ古代日本の舞台裏
三橋 健 編著

目次

◎『日本書紀』編纂1300年!悠久の舞台探訪 疫病を克服した古(いにしえ)の日本――

神仏を畏れた真の理由とは?

神道の第一人者が解説する、『日本書紀』から垣間見る、

この国の成り立ちと文化・歴史の真実。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

神社の起源はしばしば神話と関連付けてとらえられてきたが、

古代、神社とは、たんなる宗教と信仰のための施設ではなく、

まつりごと=政治の中枢であり、

天皇や豪族は神を祀る祭司としての役割も担っていた。

また、日本に仏教が伝来した6世紀半ば以降には、

神社とともに寺院も政治と権力の装置として機能するようになった。

こうしたことを証言するのが、

神話と初代神武天皇から7世紀の持統天皇までの歴史をまとめた『日本書紀』である。

そこに登場する寺社は日本の歴史と信仰、

そして文化の骨格となったものばかりである。

それらがいつ何のために建てられたのか、

歴史や信仰の世界でどんな影響を与えたのかを、

『日本書紀』編纂1300年のいま、謎解き風に解説。

 

<本書で紹介する古寺社の例>

【奈良県】日本最古の神社・大神(おおみわ)神社…ヤマト王権発祥地の深層

【三重県】アマテラスと巫女たちの聖地・伊勢神宮…最初はいったいどこにあったのか

【奈良県】日本最初の寺・豊浦寺(とゆらでら)…蘇我氏対物部氏の崇仏・廃仏論争の真実

【愛知県】ヤマトタケル伝説の原郷・熱田神宮…草薙剣を呼び寄せた尾張氏の霊剣信仰

【福岡県】神宝と古代祭祀の古社・宗像大社…なぜ「絶海の孤島」が重視されたのか

【奈良県】天武・持統天皇ゆかりの古寺・薬師寺…薬師信仰を積極的に受け入れた背景

【大阪府】河内王朝の記憶・住吉大社…神功皇后伝説と王朝交代説の交点

【奈良県】飛鳥の争乱の残影・山田寺…蘇我倉山田石川麻呂の悲劇と仏頭の流転

【島根県】オオクニヌシ王国の遺産・出雲大社…崇神朝の神宝事件が語る国譲り神話の真実

【大分県】八幡信仰の本源・宇佐神宮…記紀が沈黙する八幡神の正体 etc.

 

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<書籍データ>
◇新書判並製カバー装 224ページ
◇定価:本体1,300円+税
◇発売日:2020年7月20日
◇ISBN:978-4-86310-225-5

 

※カバー・タイトルは仮のもので、変更になる可能性がございます

 

<著者プロフィール>

三橋 健

1939年、石川県生まれ。神道学者。神道学博士。國學院大學文学部日本文学科を卒業。同大学院文学研究科神道学専攻博士課程を修了。1971年から74年までポルトガル共和国のコインブラ大学へ留学。帰国後、國學院大學講師、助教授を経て教授となる。1992年、「国内神名帳の研究」により國學院大學から神道学博士の称号を授与。定年退職後は「日本の神道文化研究会」を主宰。『神社の由来がわかる小事典』(PHP新書)、『図説 神道』(河出書房新社)ほか著書多数。

 

【出版社からのコメント】

――「はじめに」より

奈良時代から平安時代前期にかけて、わが国では国家的事業として史書の編纂が行われ、六部の勅撰の正史が完成した。それらを「六国史」と通称し、その筆頭に『日本書紀』があある。

(中略)

その『日本書紀』が成立してから、今年(令和2年=2020年)は、ちょうど1300年にあたるということで、各地で記念のイベントや特別展、あるいは講座等が催されており、また『日本書紀』関係の書物も多く出版されている。本書もその一冊で、書名が示すように、『日本書紀』。に登場する神社や寺院に視点を据え、そこに秘められた謎を解いてみようとするものである。

(中略)

 本書では、それらの神社や寺院が、いつ何のために創建され、また日本及び日本人の歴史と信仰にどのような影響を与えたのか、そのような根本問題を写真とともにわまりやすく解説している。

(中略)

本書執筆時のいま、世界中が新型コロナウイルスの渦中にあるが、人間社会と感染症の戦いは現代にはじまったものではない。『日本書紀』をひもとくと、第十代崇神天皇の時代に疫病が大流行し、多くの人が亡くなって社会が混乱したという記述がある。このとき天皇が神託にしたがって奈良の三輪山の神・大物主神を祀らせ、また八十万の神々も祀り、神社制度を整えると、ようやく疫病は収束して国は平穏になり、民は豊かになったという。感染症流行は人間に大きな脅威を与えると同時に、社会の大変革の契機ともなりうる。そんなことも本書から学び取っていただければ幸いである。

日本書紀に秘められた古社寺の謎<br />―神話と歴史が紡ぐ古代日本の舞台裏

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