日本の中の地球史

川勝 平太
日本の中の地球史
日本の中の地球史
川勝 平太

地球と文明の連関をテーマに、日本文明のダイナミズムを論じる。 20年に及ぶ学際研究から生まれた、川勝理論の最新形。

定価:3,850円(税込み)
四六判並製 384ージ
発売日:2019年 7月20日
ISBN:978-4-86310-215-6
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第一部は著者および東大寺長老・森本公誠らの論説。全く新しい視点で日本の歴史を再編成し(川勝)、仏教の世界観の原型を解明する(森本)。第二部は建築家の石井和紘、行動生態学の長谷川眞理子、惑星物理学の松井孝典、そして森本らとの白熱の学際談義2本。日本が取り込んだ人類の共有、遺産の活用を探求し(川勝、長谷川、松井、森本)、宇宙の歴史を見据えて地球環境と人間との調和を模索する(石井、川勝、松井)。

著者プロフィール
川勝 平太 (かわかつ へいた)

1948年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、オックスフォード大学哲学博士。比較経済史の立場から「物産複合」をキーワードとして明治日本の木綿についての実相を明らかにし、日本産業革命と鎖国の連関の座標を明確にした。その後、マルクスの「唯物史観」、梅棹忠夫の「文明の生態史観」、ウォーラーステインの「近代世界システム」に挑戦する「文明の海洋史観」を樹立。その後の研究の新地平を開陳したのが、本書である。著書に『日本文明と近代西洋――「鎖国」再考』(NHKブックス、1991年)、『文化力――日本の底力』(ウェッジ、2006年)ほか多数。

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