脳はここまで解明された

合原 一幸
脳はここまで解明された
脳はここまで解明された
合原 一幸

脳の不思議に引き込まれた著者たちが最新研究をレポート

定価:1,320円(税込み)
B6判並製、208ページ
発売日:2004年 3月 6日
ISBN:978-4900594715
リンクをコピーしました

機械に意思と感情はあるか?
細胞のカタマリに、なぜ人間は動かされるのか?
脳を知るために脳を創る、科学のあくなき挑戦!

近年、生理学や解剖学の分野では、脳の研究が飛躍的に進んだ。
しかし、これで脳のすべてがわかったと思うのはまちがいである。脳の具体的な働きを再現するようなコンピュータやロボットがつくれなければ、脳全体をわかったことにはならないのだ。
ではいったい脳の謎はどこまで解明され、何がわかっていないのだろうか。
「脳を創ろう」としているカオス工学の第一人者が、最新の研究からレポートする。

その他に、養老孟司(解剖学)、甘利俊一(数理工学)らの論考を収め、「ヒトを人間にしているもの」としての脳を多角的に捉えるほか、伊藤正男(脳神経生理学)と松井孝典(宇宙物理学)を迎えて、脳はどこまで「機械」なのか、そして「こころ」はどこから生まれて来るのかをディスカッションし、人間存在の本質を問うていく。

著者プロフィール
合原 一幸 (あいはら かずゆき)

東京大学生産技術研究所教授、科学技術振興機構・ERATO合原複雑数理モデルプロジェクト研究総括、放送大学客員教授。1982年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京電機大学工学部助教授、西オーストラリア大学理学部客員教授、北海道大学電子科学研究所客員助教授、東京大学大学院工学系研究科教授などを経て、現職。専門は、カオス工学、数理工学、生命情報システム論。主著に『カオス――まったく新しい創造の波』(講談社)、『ニューラルコンピュータ・脳と神経に学ぶ』(東京電機大学出版局)、『複雑系がひらく世界――科学・技術・社会へのインパクト』(別冊日経サイエンス)など、ニューラルネット、カオスに関する著作多数。

シェアする
リンクをコピーしました
ウェッジブックス 理工 脳はここまで解明された

編集部おすすめ

書籍を探す
閉じる

全国の書店、またはネット書店よりご購入ください。

Amazon