中国、「宇宙強国」への野望

寺門 和夫
電子版あり
中国、「宇宙強国」への野望
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中国、「宇宙強国」への野望
寺門 和夫

宇宙進出においてアメリカも恐れる存在になりつつある中国。その開発史や技術レベル、政治的目論見をわかりやすくまとめた初めての本。

定価:1,540円(税込み)
四六判並製 244ページ
発売日:2017年 2月20日
ISBN:978-4-86310-177-7
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宇宙進出においてアメリカも恐れる存在になりつつある中国。
その開発史や技術レベル、政治的目論見をわかりやすくまとめた初めての本。
中国は、着々と宇宙にも実効支配の触手を伸ばし始めている。
本書は、これまでベールに覆われていた中国の宇宙開発の実態をわかりやすくまとめた本である。
これまで宇宙は夢あふれる世界、戦争のない世界であった。しかし、宇宙覇権を狙う中国の宇宙開発は速いペースで進んでおり、中国版のGPSといわれる衛星測位システム「北斗」構築や月探査衛星の打ち上げ、さらには独自の宇宙ステーション計画を立てるなど、その勢いは加速する一方だ。 中国は、すでに人工衛星を攻撃するASAT(エーサット、対衛星兵器)などの実験も行っている。つまり、宇宙開発が軍事利用と直結しており、いま世界各国が懸念を強めているのだ。日本も、安全保障の観点から、中国の宇宙開発をウォッチする必要があるといえよう。
本書は、科学TV番組の解説でもおなじみの科学ジャーナリスト・寺門和夫氏が、「宇宙強国」をめざして「制天権」を狙う中国の宇宙開発をわかりやすくまとめた一冊。中国の宇宙開発の歴史や宇宙技術のレベル、共産党政権の政治的もくろみがよくわかる。

著者プロフィール
寺門 和夫

科学ジャーナリスト、一般財団法人日本宇宙フォーラム主任研究員。1947年生まれ。早稲田大学理工学部電気通信学科卒業。株式会社教育社で科学雑誌『ニュートン』を創刊。長年にわたって科学分野の取材を続けてきた。主な取材分野は、宇宙開発、天文学、惑星科学、分子生物学、ゲノム科学、先端医療、地球環境問題、エネルギー問題。日本および海外の科学者や研究機関に幅広いネットワークをもつ。テレビ、ラジオ等メディアへの出演も多数。

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