<好評2刷>(2021年4月)
◎ノーベル化学賞で注目!ゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」
人口増、温暖化、食品ロス…
パンデミックが拍車をかけた「食×SDGs」の実践!
高GABAトマト、肉厚マダイ、収穫量の多い米、茶色くならないレタス…
新品種の開発が次々と進む日本が食の問題解決に貢献。
2050年、世界100億人の「食」を救う最先端技術の全貌と食の未来。
人口の増加、気候変動などに対応するため、品種改良が重要となり、第2の緑の革命が世界中で待望されている。飛躍をもたらす重要なキーテクノロジーは遺伝子組換えとゲノム編集。ところが、市民・消費者の抵抗感は非常に強く「遺伝子をいじる」と言われることで感覚的な拒絶反応が生まれている。さらに、両者の技術的な説明が難解なために、間違った報道やネット情報が氾濫。国会議員までもがトンデモ理論を流しているという現状だ。その結果、市民・消費者は不安を煽られ、踊らされている。
そこで、現在の世界的な食料事情、品種改良への期待、遺伝子組換えやゲノム編集の技術、日本や海外の開発競争、知財権争い等、食品分野における遺伝子技術を巡る最新動向を解説。消費者が両者を忌避する心理等も浮き彫りにし、未来の食の行方、日本が果たすべき役割を考える。