◎「イギリス VS.フランス VS.ドイツ」で知る世界史
EU牽引役・イギリスはなぜ離脱したのか?
民族移動、宗教対立、国民国家、帝国主義、資本主義、世界大戦、民主主義、欧州統合…。
世界の諸問題の「根源」がこの1冊でわかるポストコロナ時代に日本人必読の新教養。
世界史で大国として役割を果たした英仏独。三国に絞り、歴史を並行して見ていくことで、時系列での表層的な理解だけにとどまらず、歴史の本質がつかみやすくなる。現代のような「国民」「国家」概念がなかった古代に、言語の違いを意識した現在の英仏独の原型ような枠組みが誕生。
中世は宗教改革と宗教戦争で世俗権力と宗教が切り離され、主権国家が出現。近世はフランス革命とナポレオンによって形成された国民国家により、三国で新たな対立が勃発。その後、近現代では、第一次世界大戦、第二次世界大戦、東西冷戦を経て、現在の英EU離脱・コロナ禍に至るまでとなった。
本書では、対立・牽制・協調をキーワードに、英仏独三国の歴史をタテの時系列だけで見るのではなく、歴史的現実に三国がどのように対応してきたのかというヨコの視線で眺めて理解を深めていくという、全世界がポストコロナで新時代に生きる日本人のための新発想の世界史教養本。