2024年5月14日(火)

家電口論

2021年7月31日

コロナで広宣ができないけど

 実はキッチン家電にとって、コロナ禍は最悪とも言える状況です。理由は簡単。「試食」ができないのです。やはりキッチン家電の魅力は「美味しいこと」。それを示すことができないわけですから、広宣、特に宣伝は勢いがありません。

 しかし店での評判、お客さんの評判は良いようです。この様にきちんと詰めて設計、開発されたデザインは、やはり良いオーラを持ちます。シンプルながらも、凛としたデザインが、美味しさを感じさせているんだと思います。3代目「すばやき」は成功した商品と言えるでしょう。

大手メーカーは、「未来を開く」家電を

 では大手メーカーは、どんな家電を作れば良いのでしょうか? 中小メーカーでできない家電を作るべきです。それは何かというと、「未来を開く」家電です。IoT技術、AI技術、新技術を分段に盛り込んだ家電です。

 白物家電は、今、スマート化の道を歩んでいますが、母体の大きいアイリスオーヤマは別格として、シロカ、バルミューダは、やはりいろいろな技術を絡ませるのは、少々厳しいと思います。特にパナソニックは、業界を率いていかねばならないので頑張って欲しいところ。東京五輪で気落ちすることなく、未来をまねきよせて欲しいと思います。

  
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