社食はなくても「場所」がある
医療機器メーカーが社員の健康意識を高める


小川たまか (おがわ・たまか)  ライター・プレスラボ取締役

1980年東京生まれ。編集プロダクション・プレスラボ取締役。教育、働き方、性暴力などを取材。Yahoo!個人でも執筆。Twitter:@ogawatam

社食に企業の想いあり

安くて気軽に利用できる、会社員の味方「社員食堂」。からだに優しい食材にこだわったり、自社製品を使用したメニューを提供したり、社食にはそれぞれの企業の工夫が凝らされている。その工夫は、自社の社員や社会全体に向けられたメッセージではないだろうか。社食を通じて表現したい企業の「想い」を紹介する。

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昨年、68歳まで定年を延長した医療機器メーカー、クックジャパン。中野のオフィスに移転して、すでに1年ほどが経つ。「健康で幸せな生活」への意識を高めるため始めたという、同社の取り組みとは。

社内イベントで「酵素を取り入れた健康法」

 これまでいろいろな社員食堂を取り上げてきたこちらのコーナーだが、今回取材したクックジャパンには社員食堂がない。しかし、移転して1年のオフィスの中央には、社員たちが集えるスペースが設けてある。

 間仕切りのない、広々としたこの空間にはソファやコーヒーメーカー、冷蔵庫が置かれ、思い思いにくつろぐことができる。出社してすぐにコーヒーを入れにくる人もいれば、作業の合間にここで一息つく人も。「こだわりを持って、1人あたりのスペースを広くした」という。さらに、休憩スペースとしてだけではなく、社内イベントを行う場としても活用を始めた。取材当日に行われていたイベントは「ビジネスパーソンに向ける『酵素』を生活に取り入れる健康法」。

間仕切りのない広々としたスペース。第1回目のイベントにたくさんの社員が集まった

 同社では昨年、68歳まで定年を延長することを発表した。改正高年齢者雇用安定法の施行を機としたもので、日本経済新聞でも「外資の日本法人でこうした形の66歳以上定年制導入は珍しい」と取り上げられた。

 「会社の枠組みが5歳伸びた。それなら社員が健康で幸せな生活を送るための取り組みとして何ができるかと考えた」

 「ビジネスパーソンに向ける『酵素』を生活に取り入れる健康法」は、健康への意識を高めるための第1回目の社内イベントとして行われた。

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「社食に企業の想いあり」

著者

小川たまか(おがわ・たまか)

ライター・プレスラボ取締役

1980年東京生まれ。編集プロダクション・プレスラボ取締役。教育、働き方、性暴力などを取材。Yahoo!個人でも執筆。Twitter:@ogawatam

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