炎上?感動?ネットで話題のニュース

2015年2月27日

»著者プロフィール
著者
閉じる

多田慎介 (ただ・しんすけ)

ライター

1983年、石川県金沢市生まれ。大学中退後に求人広告代理店へアルバイト入社し、転職サイトなどを扱う法人営業職や営業マネジャー職を経験。編集プロダクション勤務を経て、2015年よりフリーランスとして活動。個人の働き方やキャリア形成、企業の採用コンテンツ、マーケティング手法などをテーマに取材・執筆を重ねている。

テレビのニュースには拾われないかもしれないけれど、ネットの一部で盛り上がったあの話題。知りたい人へお届けします。

「じいちゃん…」
万引き犯に多数の同情ツイート

 『レ・ミゼラブル』でジャン・ヴァルジャンが盗んだのは1本のパンだったが、その男が盗んだのは2枚の板チョコだった。

(画像:Hemera)

 バレンタインデーに伝えられた珍事件。兵庫県のスーパーで板チョコを万引きし、現行犯逮捕された67歳の男が語った動機は、「バレンタインで今までチョコをもらったことがなかったので、欲しかった」というものだった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150214-00000008-kobenext-l28

 Yahoo!ニュースで伝えられ、瞬く間に拡散。この一風変わった万引き事件に対し、ネットの反応もまた一風変わっていた。ツイートには、逮捕された男への同情コメントが多かったのだ。

「久々に見た、こんな切ない事件」
「心情的に無罪にしてあげたい…でも万引きはダメよ」
「じいちゃん…」

 「誰にもチョコレートをもらえなかった」という胸を締め付けるような告白のせいだろうか。「67歳」という年齢のせいだろうか。いずれにせよ、万引きという犯罪行為を糾弾するだけの声は少ない。被害に遭った店舗にしてみればいい迷惑でしかないと思うが、このニュースを見た多くの人は、ジャン・ヴァルジャンを許した司教のように寛容だった。

ネットが寛容な反応をするケース

 普段は舌鋒鋭いコメントで埋め尽くされるネットの世界だが、人間の弱さや社会の矛盾を感じさせるような出来事には真逆の反応になることも多い。

 昨年10月、東京メトロ丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅で珍事件が起きた。始発前に駅を開業させるはずの担当駅員2人がそろって寝坊。30人以上の乗客が始発に乗れないという事態になってしまったのだ。この件が報じられると、「まあそれくらい許してやれよ」「相当疲れてたんだね」「にんげんだもの」など2人の駅員を擁護する声が多く飛び交った。

関連記事

新着記事

»もっと見る