世界の記述

2015年5月13日

»著者プロフィール
閉じる

カーソン佳子 (かーそん・よしこ)

ハワイ在住トラベルジャーナリスト

 日本に4大ビール会社があるのと同様に、アメリカにも主に男性に人気が高い、有名なビール会社が数社存在する。そして、人々は一度自分のお気に入り銘柄を決めたら、浮気することは滅多にない。世界中どこへ行っても、自分の好きな味に頑固な人は大勢いるもので、ビールの世界でもそれは同じだ。

 しかし、そんなアメリカで近年、小規模のブリュワリー(ビール醸造所)があちこちでオープンするようになった。そして、そんな小規模の“マイクロブリュワリー”が醸造する、より個性的、かつ実験的なビールが、今大きな注目を集めている。

 多くのブリュワリーは、ビール好きのオーナーが個人的に趣味でビール造りを始めたという場合が多い。それがだんだん楽しくなって趣味で収まらなくなり、やがて自社ビールを出すレストランをオープンするパターンだ。

 人口の多いアメリカ本土には、今そんなブリュワリー兼レストランがどの州にもたくさんあるが、近年、その波が遅まきながらハワイにも訪れた。

 ハワイ島コナには、有名なブリュワリーが長年存在し、ハワイにおけるクラフトビールの草分け的存在として知られている。

ハワイの「クラフトビール」(YOSHIKO KARSON)

 ほかにもブリュワリーは存在したが、小規模すぎて経営が軌道に乗らないうちに閉店したり、オーナーが変わったりした場合もいくつかあった。

 それがここ2~3年のうちで、ハワイ島に新しく2軒、マウイ島に1軒、カウアイ島に2軒、そして人口が一番多いのに、一番波に乗り遅れていたオアフ島に2軒のブリュワリーがオープン。オアフでは、それ以外にも新しく2軒のオープンが近々予定されている。

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る