今月の旅指南

2016年1月22日

»著者プロフィール
閉じる

狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

レオナルド・ダ・ヴィンチ 《糸巻きの聖母》
1501年頃 バクルー・リビング・ヘリテージ・トラスト蔵
© The Buccleuch Living Heritage Trust

 イタリアが生んだルネサンスの巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチ。絵画をはじめ、解剖学、地質学、水力学など幅広い分野に業績を残し、その着想や発明は来たるべき未来を予見していたともいわれる。常に真理を追い求めた、レオナルドの挑戦をテーマにした展覧会が開かれる。

 レオナルドといえば、「モナ・リザ」や「最後の晩餐」など著名な絵画作品が思い浮かぶが、真筆といわれる絵画は15点ほどしか現存しない。今回は、その中の一つ、「糸巻きの聖母」が初来日を果たす。これは1771年以降、スコットランドの貴族バクルー公爵家が代々所蔵してきた作品で、20
09年にスコットランド・ナショナル・ギャラリーに寄託されるまで、ほとんど一般公開されることがなかった名作だ。

 レオナルドの直筆研究ノート「鳥の飛翔に関する手稿」も見逃せない。鳥の生態の観察を基に、人間の飛行を実現するための実験方法などを記したもので、鏡文字で綴られた文や散りばめられたデッサンなど、天才レオナルドのひらめきの一端に触れられる。

 さらに、花や子どもの観察に基づく素描や、レオナルド派による絵画など約70点が勢ぞろい。「万能人」とたたえられた、レオナルドの多才さがよく分かる。

<開催日>特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」
(2016年1月16日~4月10日)
<会場>東京都墨田区・東京都江戸東京博物館(総武線両国駅下車)
<問>☎03(3626)9974
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

※情報は2015年12月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
▲「WEDGE Infinity」の新着記事などをお届けしています。

◆「ひととき」2016年2月号より

 

 

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る