ロマンあふれる英国絵画の世界へ

東京都渋谷区・Bunkamuraザ・ミュージアム
2015年12月22日~2016年3月6日


狩野直美(かのう・なおみ)
東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

今月の旅指南

全国各地で行われるお祭りや美術展、舞台、音楽会など、おもに和の心が楽しめる今月の催しを厳選してご案内いたします。(画像:iStock)

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19世紀半ば、産業革命の成功で繁栄を享受していた英国で誕生したラファエル前派。中世の伝説や文学を題材に描かれた物語性のある作品は、中産階級の市民たちの支持を得て、英国の近代美術界に新たな潮流をもたらした。

エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ 《スポンサ・デ・リバノ(レバノンの花嫁)》 1891年 水彩、グワッシュ・紙
© Courtesy National Museums Liverpool, Walker Art Gallery

 今回開催される「リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」では、ラファエル前派と、その影響を受けた次世代の画家たちによる油彩および水彩の作品65点を紹介。ヴィクトリア女王統治時代の華やかな英国文化の一端に触れることができる。

 会場には、ジョン・エヴァレット・ミレイの、兵士と恋人の別れの場面を描いた「ブラック・ブランズウィッカーズの兵士」や、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティが美の偶像として描いた女性像「シビラ・パルミフェラ」など、ラファエル前派の代表的な作品が並ぶ。

 また、高さ3メートルを超えるエドワード・コーリー・バーン=ジョーンズの大作「スポンサ・デ・リバノ(レバノンの花嫁)」や、フレデリック・レイトンの「ペルセウスとアンドロメダ」など日本初公開の作品も見逃せない。

 「絵画は美しくロマンティックな夢」(バーン=ジョーンズ)の言葉に象徴される、英国絵画の美の世界に誘われてみたい。

リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展
<開催日>2015年12月22日~2016年3月6日
<会場>東京都渋谷区・Bunkamuraザ・ミュージアム(山手線渋谷駅下車)
<問>☎03(5777)8600
http://www.bunkamura.co.jp/index.html

*情報は2015年10月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2015年12月号より

 

 

 

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