サムライ弁護士の一刀両断

2016年4月14日

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河本秀介 (かわもと・しゅうすけ)

弁護士

敬和綜合法律事務所所属。
東京大学卒業後、三菱重工業での勤務経験を経て、2007年に弁護士登録。
以後、会社関係訴訟、企業経営への助言、株主総会指導、M&Aアドバイスなど、コーポレート分野を中心に、幅広い内容の業務を遂行している。

 関東財務局が、ソーシャル・ネットワーク・サービス大手のLINE株式会社に立ち入り検査を行っているという報道がありました。

Getty Images

 報道によると、関東財務局から同社に対して、同社がサービスを提供するゲーム「LINEPop」内で使用するアイテムである「宝箱の鍵」が資金決済法上(「資金決済に関する法律」)の「前払式支払手段」にあたり、供託金を支払う必要があるという指摘がなされているようです。

 これに対して、LINE社は、自社のウェブサイト上で、立入り検査は定期的なものであり、関東財務局と協議中だとしつつも、「『宝箱の鍵』は『前払式支払手段』にあたらない」とする見解を示しています。

 昨今、各社がスマートフォン向けに提供しているオンラインゲームが大きく成長しており、同時にその課金システムのあり方に注目がされています。今回の関東財務局とLINE社との間の「前払式支払手段」にあたるかどうかの攻防も、そういった課金システムのあり方についての問題の一端にあたるといえそうです。

 今回はこの話題について解説したいと思います。

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