WEDGE REPORT

2016年5月31日

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 計150万マイル(約240万km)の公道実走試験を行うなど、米Googleは米国で積極的な自動運転開発を行っている。しかし自動車業界の関係者からよく耳にするのは、「Googleは恐るるに足らず」という声だ。それは本質を捉えているのだろうか? Googleはなぜ凄いのか、自動車業界関係者が徹底解説する。
現在発売中のWedge6月号では、「自動車産業が壊れる日」と題して、米国の自動運転開発や次世代カーシェアなどについて、現地ルポを行い特集しています。こちらの書店や駅売店にてお買い求めいただけます。

公道を走るGoogleの自動運転車(撮影:生津勝隆)

 自動運転車の開発で、Googleが他社を凌駕している技術がある。それが、一般道まで含めた完全自動運転のソフトウェア(走行アルゴリズム)だ。いわゆるレベル4と呼ばれるドライバー不要の自動運転車が走る時代には、このソフトウェアの良し悪しが、クルマの重要な競争要因になる。

 Googleが他を凌駕している根拠となるのが、AI(人工知能)におけるディープラーニング(深層学習)という技術だ。

 ドライバー不要の自動運転を、米国の報道ではしばしば「Drive by themselves=クルマが自ら運転する」と表現する。そのためには、走行中、人間が脳で認識、判断している作業を、コンピューターが代替することになり、信号のない交差点で他のクルマとの発進順を判断するといった、走行に
必要なソフトウェアをそのコンピューターに搭載する。

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