使えない上司・使えない部下

2016年7月14日

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 今回は、大手メガネメーカーで35年近く営業マンとして働き、つい最近退職した男性を取り上げる。年齢は、58歳。

 40年以上前から、厳しいノルマや・指導、育成などで知られる会社で生き抜いてきた男性がみた「上司と部下」の関係とは、どのようなものだったのか。「使えない上司」や「使えない部下」とは…。

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部下のことが視界にない管理職

 部下からすると、「使えない上司」はたくさんいました。メガネメーカー業界で、首位を争う会社だったから人材の質は高いと思います。私が長年いた営業部も優秀な人が多かった。理解力も高いし、行動力もあるし、プレゼン能力も抜群。

 社員らの学歴はおおむね高く、上昇志向が強い。管理職は、本部長や役員たちのことばかりを見ていた。部下のことが視界にないのです。いざとなったら保身に走り、部下が犠牲になっていたこともあります。

 社長はカリスマ性があるし、実績はすさまじい。ワンマンだけど、抜群に優秀だから、管理職たちには神様的な存在。だから、上しか見ないという社風になってしまう。部長や本部長になると、目が上を向いて“ヒラメ顔”になっていく。

 もっとも使えない上司は、突然、「資料を出せ!」と命じる奴。会議で役員たちに見せるから、必要になるみたい。上のことだけを意識し、市場や部下の動きを日ごろから見ていない。我々、営業マンは1日に何件もの取引店などを回る。資料を突然、出せ! と言われても、アポイントメントがあるから、すぐには対応できませんよ。

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