オトナの教養 週末の一冊

2016年8月3日

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本多カツヒロ (ほんだ・かつひろ)

ライター

1977年横浜生まれ。2009年よりフリーランスライターとして活動。政治、経済から社会問題まで幅広くカバーし、主に研究者や学者などのインタビュー記事を執筆。現在、日刊サイゾーなどに執筆中。ブログ:http://golazo-sala.cocolog-nifty.com/pinga/

 開幕が差し迫ったリオオリンピックだけでなく、2年前のブラジルワールドカップ開催前にも工期の遅れや治安の悪さといったネガティブな報道が相次いだブラジル。しかし、燦燦と日差しが照りつけるリオのコパカバーナビーチで楽しそうに過ごす人々やサンバカーニバルの模様を目にすると陽気な雰囲気が伝わってくる。

 リオ・デ・ジャネイロとは一体どんな街なのか。今回、打楽器奏者、DJ、選曲家、MC、リポーター、そしてリオ市公式プレゼンターを勤めるケイタ☆ブラジル氏と共著で『リオデジャネイロという生き方』(双葉社)を刊行した音楽・放送プロデューサー/選曲家の中原仁氏に、リオのスポーツ、食、サンバ、そして「カリオカ」と呼ばれるリオっ子の気質などについて話を聞いた。

――もうすぐ開幕するリオデジャネイロオリンピック、そして2014FIFAワールドカップブラジル、さらに経済発展と近年はブラジルが注目を浴びています。1985年以来、ブラジルに50回近く訪れている中原さんとケイタさんが今回、同国の中でもリオというひとつの都市にこだわって書いた理由とはなんでしょうか?

中原:85年に初めてブラジルへ行ったときは、リオ・デ・ジャネイロとサンパウロ、そしてリオと同じくカーニバルが盛んなバイーア州のサルヴァドールとそれぞれ魅力ある3つの都市を訪れました。その中でもリオが一番しっくりくると感じましたね。リオは大都会でありながら海や森や山に近く、そのことが横浜や湘南地区に近いものを感じ、神奈川県育ちの僕は親近感を持ったのでしょうね。

 また、これまで50回近く訪れていますが、音楽の仕事で行っているため、リオばかりで、アマゾンも知りませんし、イグアスの滝へも行ったことがないんです。

 だからブラジルといえばリオで、リオという都市が大好きなんです。

――今から約30年前にブラジルに降り立った時の印象はどんなものでしたか?

中原:空港に到着した時「酒臭いな」というのが第1印象でした(笑)。これはお酒のことではなく、当時ブラジルは、エネルギー危機に対応するためにアルコール燃料の車が多く走っていたからなんです。

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