前向き女性になれる やわらかライフ&やわらかマネー

2016年10月28日

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加藤梨里 (かとう・りり)

ファイナンシャルプランナー

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科特任助教。2011年3月慶應義塾大学大学院修了。保険会社、信託銀行を経て、ファイナンシャルプランナー会社にてマネーのご相談、セミナー講師などを経験。2014年に独立し「マネーステップオフィス」を設立。専門は保険、ライフプラン、節約、資産運用など。大学では健康増進について研究活動を行っており、認知症予防、介護予防の観点からのライフプランの考え方、健康管理を兼ねた家計管理、健康経営に関わるコンサルティングも行っている。

 こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの加藤梨里です。この連載では、20代~30代のワーキングウーマンの皆さんへの家計相談を通して私が感じた「前向き女性になれる」お金との付き合い方についてお話していきたいと思います。

 第2回の今回は、お金に愛される秘訣について考えます。

お金の使い方は人柄を映す

 イライラしていると衝動買いをしたり、嬉しいときには人におごってみたり、私たちは気分によってお金の使い方が変わることがあります。一方で、お金の使い方は人柄を表すとも言われます。お金の使い方を見れば、その人の人となりが自然と見えてくるのです。お金の管理がきっちりしている人は性格も几帳面だったり、お金にルーズな人は異性に対してもルーズだったりというケースを、皆さんも見たことがあるのではないでしょうか。

iStock

財布がボロボロな人はお金に愛されない

 お金との関係性が現れるのが、財布です。日ごろ使っている財布がきれいな人はお金に愛され、ボロボロな人はお金に嫌われてしまいます。私の知人に、ひんぱんに財布を失くしてしまう男性がいます。

【杉浦明さん(仮名)26歳】

 杉浦さんはとにかくお金に対する執着が薄く、日々の暮らしにさえ困らなければお金がなくても平気だと思っています。そのためか、財布にもこだわりがありません。最近まではお金をズボンのポケットに入れて出し入れしていたのですが、スーツをクリーニングに出すときに、中に入っていた小銭をお店でぶちまけてしまったのに懲りて、ようやく100円ショップで財布を買ったほどです。

 100円ショップには機能的で良質な財布がたくさんありますが、「どうせ100均の財布だから」と思ってしまうためか、彼は財布を大切に扱うことはありませんでした。すると、小銭やレシートを無理やり突っ込んでいるうちに小銭入れが破れ、次第にファスナーが壊れ、そこから何度もお金を落としていました。そのお金を周りの人が拾ってあげると、財布にしまうものの、慌てる様子もありません。まるで、お金がなくなってもかまわないかのようです。

 そんな彼の家計は毎月赤字です。大企業に勤めて年収は700万円を超えています。話を聞く限りあまり贅沢もしていないのですが、貯蓄がゼロだというのです。なんだか、お金に対する愛着がない彼のもとから、お金が自ら外へ逃げて行っているようにさえ見えます。

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