定年バックパッカー海外放浪記

2017年3月26日

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高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年生まれの62歳。横浜生まれ、神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

(2016.4.6.~5.21 45日間 総費用47万円〈航空券含む〉)

「予算枠(budget limit)が一泊50ドルと言われてもね」

オクラホマのモーテル。一泊40ドルとルート66沿線では最安値

 4月7日。イリノイ州の田舎町Jolietの食堂でアメリカンなランチをしてからルート66旧道を辿る。果てしなくトウモロコシ畑でたまに小麦畑という単調な景色が続く。その後は森に囲まれた山の中を切り開いた道路を延々と走る。

夕暮れ時のモーテル探しは時間との勝負。モーテルのサインでチェーン傘下か個人経営かを判断。チェーンの名称を見ただけで価格帯は予測できる。個人経営であれば値段交渉だ。

 4時半頃に高速道路のインタージャンクションに到達。そろそろ今晩の宿を見つけようとモーテルを探す。ホリデーイン(Holiday Inn)があったが一泊85ドルと高い。我々はツウィンベッドルームで50ドルを基準としていた。日本出発前にシカゴオヘア空港近辺のモーテルをチェックして50ドル前後がリーズナブルな相場であると判断したのである。

オクラホマのエルク・シティー近くのクリントンという寂れた町のルート66旧道沿いの個人経営モーテル

 ホリデーインの受付のおばさんに「近くに我々年金生活者の貧乏老人が泊まれる経済的宿屋はなきや。予算は一泊50ドルが限度なり」と、辞を低くしてお伺いを立てると「50ドルは無理かもしれないけど……」と、言い淀んで近辺のモーテルを三軒教えてくれた。三軒をまわったがすべて70ドル以上であった。

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