定年バックパッカー海外放浪記

2017年6月18日

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高野凌 (たかの りょう)

定年バックパッカー

1953年生まれの62歳。横浜生まれ、神奈川県出身。大学卒業後は商社、メーカー勤務を経て2013年定年退職。2014年春から海外放浪生活を始める。放浪歴は地中海、韓国、インドシナ半島、インドネシア、サンチアゴ巡礼など。サラリーマン時代は主として海外業務に従事。ニューヨーク、テヘラン、北京にて海外駐在を経験。身長170センチ、57キロ。獅子座。A型。現在2人のご子息は独立し、夫人との2人暮らし。孫1人。

(2016.4.6.~5.21 45日間 総費用47万円〈航空券含む〉)

再び日曜の朝は教会番組(承前)

 5月1日(日)。朝起きてテレビをつけると教会番組をやっている。ハイカラージャケットを粋に着こなしているイケメンの説教師が笑いあり涙ありの名調子で聴衆を魅了している。カトリック司祭のような式服を着用していないところを見るとやはりプロテスタント系教会番組なのであろう。

サンベルナルディーノの洗礼派教会の看板

 一つ気づいたことがある。教会の礼拝で説教しているのは男性だけである。考えてみると過去38年の海外経験において礼拝で女性が説教をするのは見たことも聞いたこともない。女性の社会進出先進国である米国でも教会の説法だけは女子禁制の世界なのだろうか。

 しかも米国の教会やテレビを見る限りイケメン系(good looking guy)が多いようだ。やはりエンターテイメント的効果を狙っているのであろうか。

テレビ現場中継、完全実況のギリシア正教の日曜礼拝

壇上には楽器がセットされている。モニター画面が多数設置されておりスピーカーもでかい。コンサートホールと変わらない最新鋭設備だ

 ふと地中海島巡りの旅(Islands hopping)で見たギリシア正教の日曜礼拝を思い出した。ロードス島、クレタ島で数回日曜礼拝のテレビ中継を見た。ギリシアでは南欧のカトリック教会と異なり現代でも日曜礼拝は盛況である。

 しかし米国と真逆の雰囲気だ。厳かで壮麗である。まず数台のカメラは固定されており退屈なほどカメラワークは限定されている。大僧正以下全員が古式豊かな拝礼服や飾り帽子を着用して厳かに式次第が進行する。蝋燭に火を点けたり、お香を焚いた大きなボールを歩きながら会衆に振りかけたり、なにやら経典を取り出して読み上げたり粛々かつ延々と続く。

 思うにギリシア正教、カトリック、チベット仏教、ラマ教、大乗仏教、イスラム教、神道、ヒンズー教など知っている限りの宗教上の礼拝集会と比較してアメリカの日曜礼拝は極めて異色だ。なぜアメリカにエンターテインメント的日曜礼拝が根付いてきたのだろうか。

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