世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

2018年4月12日

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 サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、3月19日から2週間という異例の長期間の日程で訪米している。同皇太子は、3月20日にはトランプ大統領と、3月22日はマティス国防長官と会談、極めて深刻な人道危機をもたらしているイエメン内戦への対応、両国間の協力関係強化などを話し合った。ここでは、マティス長官による歓迎演説の要旨を紹介する。

(iStock.com/Jurgute/Manuel-F-O/Natcha29/Fredex8)

 米・サウジ両国は数十年にわたり緊密な関係を保ち、協働してきた。

 トランプ大統領が初の外遊としてリャドを訪問した時(注:昨年5月)に述べた通り、我々は、両国民に永続的な利益をもたらしてくれる新たな章を、そうした友情の上に築いて行く。

 我々は協力の精神をもって、団結、安定、安全保障を地域にもたらし、テロ組織と戦い、イランの有害な行動を抑止すべく協働し続けるだろう。殿下が火曜日(3月20日)にトランプ大統領と話し合った通り、我々はイエメンにおける内戦の平和的解決を模索する努力を再活性化しなければならず、我々はこの点につき貴国を支持する。

 国連の新たなイエメン特別代表の任命はこの紛争の政治的解決に向けた加速の機会である。彼らは、全てのイエメン人の人権についての確固たる条件を求めている。そうすることが、貴国の保護、テロリストの聖域の拒否に必要な、地域の安定に繋がるからだ。

 貴国による大量の人道支援は、内戦に巻き込まれた無辜の人々を助けるのに重要であり、我々はこれを称賛する。私は、殿下の国防省改革の継続的努力も歓迎する。それはサウジの軍を、時代に即したものにするであろう。

 私は、あなたの「改革管理室(Transformation Management Office)」と我々の国防安全保障協力局との関係正常化を喜ばしく思う。今日、我々は、結束をさらに強化し、両国間の軍事関係を強化する。ここペンタゴンでは、殿下の考えは歓迎されている。

出典:‘Remarks By Secretary Mattis at enhanced honor cordon and meeting welcoming His Royal Highness Mohammad Bin Salman, Crown Prince of the Kingdom of Saudi Arabia, to the Pentagon’ U.S. Department of Defense, March 22, 2018

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