今月の旅指南

2018年4月23日

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狩野直美 (かのう・なおみ)

東京生まれ。フリーライター。旅行業界誌の記者・編集者を経て、1994年からフリーランスに。主に海外旅行関連誌、ウェブマガジン等に記事を執筆中。

 大阪府池田市の五月山(さつきやま)の麓(ふもと)に位置し、桜の名所でもある池田城跡公園。新緑の季節を迎える5月、恒例となった屋外の能楽イベント「いけだ薪能」が開催される。城をかたどった展望舎を背景に、水上に特設した能舞台で上演。夕暮れから夜へと移り変わる空の色や、かがり火の明かりが醸し出す風情が評判だ。

屋外の特設舞台で能と狂言が演じられる

 いけだ薪能は、平成12年(20
00)に池田城跡公園が開園したとき、園内でジャズやシャンソン、フォークなど各種音楽と芸能イベントを楽しむ「バサラの宴」を締めくくる行事として始まり、今年で19回目を迎える。

 今回の演目は、能が源義経を題材とした「船弁慶(ふなべんけい) 前後之替(ぜんごのかえ)」と、曲舞(くせまい)が見せ場の「百万(ひゃくまん)」、狂言は仏像を買いに来た男をにせ仏師がだまそうとする「仏師(ぶっし)」。なかでも人気の高い演目の「船弁慶 前後之替」は、源頼朝に追われる身となった義経らが西へと逃れるなか、義経との別れを惜しむ静御前の優美な舞や、船を出した一行に平家の怨霊が襲い掛かる荒々しい場面などがドラマチックに展開していく。

 芝生広場に椅子を設置した客席では、ドリンク類や軽食も販売され、くつろぎながら鑑賞できる。開場は16時30分。雨天時は池田市民文化会館(開場は17時30分)での開催。

●第十九回いけだ薪能
 <開催日>2018年5月19日 

 <開催場所>大阪府池田市・池田城跡公園(阪急電鉄宝塚本線池田駅下車)
   <問>いけだ市民文化振興財団 ☎072-761-3131

   URL:http://www.azaleanet.or.jp/event235.html

*情報は2018年3月現在のものです。料金・時間・休館日などの詳細は、お出かけの際、現地にお確かめください

  
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◆「ひととき」2018年5月号より

 


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