使えない上司・使えない部下

2018年6月13日

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吉田典史 (よしだ・のりふみ)

ジャーナリスト・記者・ライター

ジャーナリスト。1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年から、フリー。
主に、人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。『悶える職場』(光文社)、
震災死』『あの日、「負け組社員」になった…―他人事ではない“会社の落とし穴”の避け方・埋め方・逃れ方』(ダイヤモンド社)『封印された震災死』(世界文化社)など。

 前回(『女のねちっこさ + 物理的な力のしごき…ハハハ』)と今回は、元女子プロレスラーの元気 美佐恵(げんき みさえ)さんを紹介する。テレビ番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」(日本テレビ系)の女子プロ予備校2期生(1993年公募)で、1994年にプロデビュー。最盛期、175センチ、95キロの大型パワーファイターとして活躍する。

 全日本女子プロレス、ネオ・レディース、NEO女子プロレスに籍を置き、AWF世界女子シングル、NWA認定パシフィック&NEO認定シングル、初代大日本女子シングル、NEOタッグ(松尾永遠/田村欣子)、JWPタッグ(輝優優)などになる。2008年、35歳で引退。

 元プロレスラーのザ・グレート・カブキさんが経営する居酒屋「かぶきうぃずふぁみりー」などで修業を積み、2016年から居酒屋「ねばーぎぶあっぷ。」の店主として奮闘する。
元気 美佐恵さんにとって、「使えない上司・使えない部下」とは…。

居酒屋 ねばーぎぶあっぷ。

元気美佐恵さん

 JR飯田橋駅東口から徒歩5分。文京区後楽2-3-17(ベルサール飯田橋ファーストの前)。元プロレスラーのザ・グレート・カブキさんが経営する居酒屋「かぶきうぃずふぁみりー」の移転にともない、その後を引き継ぐ形で新装開店。

 元気 美佐恵さん自ら厨房に立ち、料理をつくり、アルコールをふるまう。かつての同期生の藤本由美さんがそれを支える。「かぶきうぃずふぁみりー」の常連客や、プロレスや格闘技が好きな会社員、学生、主婦、フリーターなどが連日集う。

 後楽園ホールに近いこともあり、女子プロレスラーの現役、OG、男子プロレスラーの現役、OGの選手たちも来客する。元気さんと藤本さんの微妙のタイミングでかみ合ったり、かみ合わなかったりする独特のやりとりも、静かな人気がある。

 ランチ(火、水、木、金曜日の11:00~)と夜(18:00~23:30、土曜日は23:00まで、日曜日・祝日は休み)の部があり、料理やメニュー、予約状況などはツイッターフェイスブックなどで情報発信中。

相手を生かせば、自分も生きる

 試合が終わった後で、ケンカになる? そんなのないですよ…。リングの上では殴り合いますが、試合後にも引きずる選手はいないと思います。控室に戻ってまで、「お前、殴りやがったな」なんて言うようならば、プロじゃないですよ。そんなことを言われたことは、1度もないんじゃないかな。私が、言ったこともない。

 プロレスはケンカではないし、殺し合いでもないんです。プロである以上、相手にケガを負わせるのは、よくないことです。受け身ができないような技をかけるのは、プロじゃないですよ。そんな選手は強くもないし、上手くもないと思う。

 私はデビューした頃から、(前回の記事で)お話した通り、井上京子さん(現 ワールド女子プロレス・ディアナ代表)に魅かれていたんです。京子さんは、試合中に相手選手の顔をひっぱたくことをしません。少なくとも私が知る限り、それをしなかった。バシッと頬をビンタすると、たしかにお客さんには受けるかもしれない。どちらが強いのかも、わかりやすい。だけど、京子さんはそんなことをしなくとも、試合の見どころをきちんと作って、お客さんを満足させることができると思っているんじゃないかな。

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