チョコボのラテアートも人気
スクエニの「ワクワク」する社食から
アイディアやコミュニケーションが生まれる


小川たまか (おがわ・たまか)  プレスラボ取締役

1980年東京生まれ。編集プロダクション・プレスラボ取締役。ニュースサイト「下北沢経済新聞」編集長。経済誌やニュースサイトで企業取材、教育問題などを取材する一方、江戸文学も好き。Yahoo!個人でも執筆。Twitter:@ogawatam

社食に企業の想いあり

安くて気軽に利用できる、会社員の味方「社員食堂」。からだに優しい食材にこだわったり、自社製品を使用したメニューを提供したり、社食にはそれぞれの企業の工夫が凝らされている。その工夫は、自社の社員や社会全体に向けられたメッセージではないだろうか。社食を通じて表現したい企業の「想い」を紹介する。

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ドラゴンクエストやファイナルファンタジーでおなじみのスクウェア・エニックス。今年10月、東新宿に移転したばかりだが、移転にあたり和田洋一社長の念願だった社員食堂を開設した。眺望が良く、まるでカフェのように見える食堂の随所に“スクエニ”ならではのこだわりが垣間見える。

カフェのような空間に
ひとり席も用意

広々としたスペースで居心地抜群のスクエニの社食

 同社は新宿イーストサイドスクエアビルの1F、2Fと18~20Fを占める。18Fと19Fからは20Fに位置する社員食堂までエレベーターを使わずに行けるよう内階段を設置したということからも、その意気込みが伺える。

 白壁とウッド調の机、椅子はグレー、モスグリーン、イエローグリーンの3種類。「社員食堂」というより、「カフェスペース」と言ったほうがしっくりくる空間だ。厨房を除くと500平米、席数は230席。「グループ会社のタイトーも含めると約2,000人以上が在籍しているので、ちょっと狭いかもと思いました」と広報の弓削和美さんは話すが、眺望を楽しめるひとり席とグループ席がバランス良く配置されており、むしろゆったりした雰囲気を感じる。実際、社員によってランチ時間がずれていることもあり、時間差でまわすことができるそうだ。

 営業時間が長いこともくつろいだ雰囲気がある理由のひとつだろう。食堂は8時45分から20時30分まで開放。ランチメニューは11時30分~15時、“お夜食”にあたる「まかない丼」は18時~20時など、時間によって提供するメニューは異なるが、営業時間内はいつでも食堂を利用することができる。

 同社はゲーム開発や企画など、クリエイターを多く抱える。アイディアが煮詰まったときなど、コーヒーを飲みながら頭を整理できるスペースは貴重だ。さらに、ほとんどのテーブルにはコンセントがつき、パソコンが使える仕様となっている。「集中したいとき、私もここで作業することがあります」と弓削さんが話すとおり、取材時の15時過ぎにも、入れ替わり社員たちが足を運んでいた。

遊び心溢れるディスプレイもスクエニならでは
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「社食に企業の想いあり」

著者

小川たまか(おがわ・たまか)

プレスラボ取締役

1980年東京生まれ。編集プロダクション・プレスラボ取締役。ニュースサイト「下北沢経済新聞」編集長。経済誌やニュースサイトで企業取材、教育問題などを取材する一方、江戸文学も好き。Yahoo!個人でも執筆。Twitter:@ogawatam

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