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2013年6月28日

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 こんにちは。「みんなの経済新聞ネットワーク」(略して『みん経』)です。今回は前回に引き続き、世界文化遺産への登録が決定した富士山のニュース。「富士山は日本の心」なんて言葉もありますが、富士山の動向は日本人にとって何かと気になるもの。世界遺産に決まる前から、日本では富士山に関するニュースが報道されてきました。どのような報道があったのか、過去のニュースをさかのぼってみましょう。

「富士山が見られなくなる!」
上野で眺望を巡った住民運動

 富士山から遠く離れた、東京・上野では、年に2回、決まった時間にだけ「ダイヤモンド富士」を見ることができる「富士見坂」があります。しかし、高層ビルやマンションの建築により、今後見られなくなる可能性もあるそう。こちらは昨秋のニュースですが、現在もビル群の建設が進んでいるようです。

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日暮里・富士見坂で「ダイヤモンド富士」-今季で見納め?眺望の危機 (上野経済新聞/2012/11/9)

 西日暮里駅近くの「日暮里富士見坂」から11月11日~13日、晴れていれば「ダイヤモンド富士」を見ることができる。

「日暮里富士見坂を守る会」パンフレットより「2011.1.30日暮里富士見坂ダイヤモンド富士」(撮影=石川正)

 ダイヤモンド富士とは、太陽が朝や夕に富士山頂に重なった瞬間、ダイヤモンドのように光り輝く光景を指す。稜線(りょうせん)を転がるように落ちる太陽と、日没後にくっきりと浮かぶ富士山のシルエットが見ものだが、天候によっては数年見られないことも続くという。日暮里富士見坂では年に2回、1月下旬と11月中旬に日没のダイヤモンド富士が見られ、1日で100人を超える見物客で坂が埋まる。

 しかし、眺望の範囲内に計画予定の高層ビル(新宿区大久保)が建設される計画で、完成すると富士見坂からの富士山の眺めはほぼ消失する。さらに不忍通り沿いに建設予定の11階建てのマンション(千駄木3)が完成すると眺望は完全に失われ、ダイヤモンド富士に至っては今季限りとなってしまう。

 「日暮里富士見坂を守る会」は「拝啓 建築主殿 こんな富士見坂にしないで下さい!」と題するパンフレットを作成。地域や関係者に配布したり、文京区や東京都、国土交通省に働きかけたりして、行政の動きに期待を掛けている。世界遺産登録の審査などを行うユネスコの諮問機関イコモスの日本支部も文京区長に面会を求めているという。

 ダイヤモンド富士が見える時間帯は16時21分から26分にかけて。

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