経済の常識 VS 政策の非常識

2014年11月19日

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 消費税増税を延期しても、金利がほとんど動かなかったのは、長期の財政状況を示す指標にほとんど変化がないことが予想されるからで、これは理屈に合っている。これで金利「暴騰」の謎は解けた。

根本問題を考えて欲しい

 消費税増税を延期したら大変なことになると言っていた人々の予測は外れた。不思議なのは、外れても外れても同じ人が同じことを言い続けていることだ。

 さらに私が分からないのは、政府債務の対GDP比が200%以上になっても、日本の長期金利が上がらず、レベルとして0.5%前後でしかないことである。外した人が特に経済学者の場合には特に、当たらない予測よりも、この根本問題を解くことに精力を傾けていただきたい。学者はエコノミストより予測用のデータにアクセスすることが不便なのだから、そうすることが理屈にかなっていると私は思う。

【修正履歴】当初、11月10日の0.454%から17日の0.470%へ0.016%の上昇、としておりましたが、安倍首相が正式に増税先送りを表明した18日の0.500%へ0.046%の上昇と修正いたしました。(11月19日)

  
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