世界潮流を読む 岡崎研究所論評集

2015年6月24日

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 5月11日付の米ワシントン・ポスト紙で、ハイアット同紙社説編集員が、米国が世界でより軍事的活動を活発化させるためには、国防予算を増やす必要がある、と述べています。

画像:gettyimages

 すなわち、オバマ大統領は先週、湾岸諸国に対し、米国は湾岸諸国に対する外部からの侵略を抑止し、これと対決するため、あらゆる力を使うと述べ、断固とした決意を明らかにした。

 オバマはこれに先立ち、サウジのイエメン爆撃を支持し、ペルシャ湾での航行を守るため海軍を派遣し、イラクとシリアで何百回もの爆撃を行い、ロシアの挑発に対抗するため、ポーランド等東欧諸国に軍隊を展開した。もしオバマのイラクからの撤兵が早すぎず、シリアでこんなに長く超然としていなかったら、最近の展開のいくつかは必要なかったかもしれない。

 もし米軍にもっと活動してほしければ、更なる軍事予算が要る。

 米国の安全保障はすでに影響を受けている。国防支出は過去4年間実質ベースで21%削減された。国防予算の多くが正しく支出されていないとか、米国の軍事支出はどの国よりも多い、といった議論が聞かれる。これらは正しい議論だが、どんな無駄や悪用を減らせばいいかについての合意はない。戦争を抑止するためには他国より強くなければならない。したがってゲーツ元国防長官や80人以上の国防の専門家が書いたように、計画されている国防費の削減は「米国の安全保障にとって重大な危険であり、その危険はさらに高まっている」。

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