未婚大国ニッポン~“絆”のゆくえ 「まだシングル、ずっとシングル」

2015年11月4日

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にらさわあきこ (にらさわ・あきこ)

文筆家

NHKディレクターとして海外紀行番組や人気スタジオ番組などを多数手がけた後、文筆業に。幸せな生き方を追求して、取材・執筆活動を行う。本サイトでの連載に加筆修正のうえ、書き下ろし原稿を加えた『未婚当然時代~シングルたちの絆のゆくえ』(ポプラ新書)のほか、500人の男女を取材して書いた『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)や、婚活する女性たちの姿を描いた『婚活難民』(光文社)、『婚活に疲れたあなたへ』(マガジンハウス)、『婚活の神様!』(幻冬舎)など著書多数。丁寧に心情に迫る取材姿勢に、定評がある。http://www.nirasawa-akiko.com/

 先ごろ、2010年以来、5年ぶりに国勢調査が行われた。来春、集計結果が出されたら、未婚者たちの実像がよりはっきり見えてくるだろう。

画像:iStock

 中でも興味深いのが、“年齢の高い”未婚者の数だ。

 調査では、50歳の時点での未婚者たちを“生涯未婚者”としている。国勢調査を始めたのが、大正9年だったので、「50歳で結婚していない人は、一生結婚しない」というそのころの認識が反映されているのだろう。

 しかし、今や生涯未婚者の数は増え続け、2010年の調査では、男性のおよそ2割、女性の1割となっている。そして今回の調査結果では、もっと増えていると見込まれる。

 では現代の50歳以上の未婚者たちは、結婚に対して、今、どんな思いを抱えているのだろうか。

 

結婚する気、満々

 

 「えっ、50歳を過ぎると一生“結婚しない人”と認定されるの? ショック!」

 大げさに驚いてみせたのは、イラストレーターの高橋美智さん(50歳・仮名)だ。フリーランスで働く美智さんは、雑誌や広告媒体を中心に、女性向けの作品を描いている。

 女性の好む美や健康について取り上げることも多く、本人の美意識も高い。

 流行のカラーを施したロングヘアはいつ会ってもつややかで、毛先は丁寧にカールされている。洋服は女性らしい繊細な素材のものか、ワンピースが中心。スタイルもきちんとキープされていて、小さな顔を可愛らしくメイクするのも怠らない。

 今、世の中には、美魔女と呼ばれる人たちが増えてきているが、美智さんもブームをけん引している一人と言っていいだろう。

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