WEDGE REPORT

2016年3月16日

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土方細秩子 (ひじかた・さちこ)

ジャーナリスト

ボストン大学コミュニケーション学部修士課程終了、パリ、ロサンゼルスでテレビ番組製作に携わり、1993年より米国でフリーランスのジャーナリスト活動を行う。

 バーチャル・リアリティ(VR)は今年のCESショーでも大きなテーマのひとつだった。ゲーム、映画、オンラインビデオ業界がこぞってVRの導入による新しいエンターテイメントのあり方を探る中、現実のスリルとVRとを組み合わせた全く新しいタイプのライドが登場することになり、話題となっている。

バーチャル・リアリティとコースターライドを融合させるという初の試みを行った米国のアミューズメントパーク、シックス・フラッグスのアトラクション(iStock)

初の試みとなる現実のコースターライド×VR

 米国で最大のテーマパーク、シックス・フラッグスが韓国サムスン、オキュラスVRと提携し、北米初のVRコースター「ニュー・レボリューション」を導入する。従来のジェットコースターに、乗客はサムスン製の「ギアVR」を装着してライド。コースターの動きに合わせ、宇宙を駆け巡るジェット戦闘機のパイロットとなりエイリアンと闘ったり、スーパーマンになって地球を守ったり、という映像世界が360度で繰り広げられる。3月から夏にかけて、米国全土とカナダ、メキシコのシックス・フラッグスパークで順次展開される予定だ。

 

 VRコースターについて、シックス・フラッグスCEOジョン・ダフィー氏は「VRはテーマパークライドの大きなゲームチェンジャーとなる」と語る。これまでもユニバーサルスタジオなど、VRを使ったライドはあったが、映画館のようなシートに座って映像世界を楽しむ、というものだった。実際のコースターにVRギアを装着して乗り込み、現実のコースターライドとVRをシンクロさせる、という試みはこれが初めてとなる。

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