ネット炎上のかけらを拾いに

2016年6月28日

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 肉食反対に賛同できなくても、毛皮反対には頷く人は多いだろう。しかし、こんな強引なアピールで、本当に仲間が増えるのだろうか。

注意するスタッフに「私たちこそ歓迎されるべき」

 正義の押し売りは怖い。正義の暴走は怖い。なぜなら正義の集団はときとして非常に排他的になるからだ。

Hemera

 そんなことを感じたのが、ある動物愛護活動を行う女性のブログの炎上だ。6月13日に仲間とともに東京ディズニーランドを訪れたこの女性とその仲間は、「Don’t buy FUR!」などと書かれたカッパや、毛を剥がれたウサギの写真を大きく貼り付けたバッグを身に着けて園内を歩いたことを報告している。

 入場前に一度、「ミッキーマウスをかたどった紙に禁止マーク(×やNO FUR!の文字など)を掲示しないでほしい」という注意を受け、入場後にも再度スタッフから、残酷な写真に子どもが驚いているとたしなめられたようだ。しかし、彼女たちは「ディズニーランドにノーファーポリシーがある事を解って言っているのか」「知らずに私たちにいきなりそのような態度をするのはあまりにも失礼ではないか?」「本来は私たちのようなゲストこそ歓迎されるべきではないのか?」などの反論を行ったとブログに書かれている。

 ブログの投稿が6月18日。それから数日後の23日頃になって、Twitter上で「立派な迷惑行為」として拡散され、多くの人が目にするところとなった。

 Twitter上では「ここまで自分達を正義と信じて疑わない連中始めて見た」「主義主張は十分に感じるが、客観的には迷惑行為だな」「菜食主義でも狂暴になるんですねっていう記事」(以上、すべて原文ママ)などの感想が見られる。

 中でも筆者が同意したのは「動物愛護に否定的な人を増やすだけなので関連団体はこういう人早めに呼び出して叱りつけた方がいい」というコメントだ。

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