BBC News

2016年6月28日

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中国江西省で高校生向けに作られた性教育の教科書に、婚前に性交渉した女性は「卑しい」と書かれていることへの批判がネット上で集まっている。

広東省深圳市の教師がミニブログ「微博(ウェイボ)」に教科書のページの写真を投稿したことから、教科書が男女によって二重基準を設けていると非難するコメントが相次いだ。

問題の教科書、「高中生性教育」は、江西省にある出版社の21世紀出版が2004年に出版した。教科書には、婚前の性交渉は「女の子に甚大な心理的かつ身体的な影響を与える」と書かれている。

さらに「女の子は体を捧げることで男の子からの愛情を増やせるわけではない。むしろ『征服者』に『卑しい』とみられる」と書かれている。

21世紀出版は、中国共産党の機関紙、人民日報の国際版「環球時報」に対し、女性を蔑視したものでないと説明。「卑しい」という言葉はかぎかっこに入れてあると指摘した。

しかし、ウェイボのユーザーからは怒りの声が上がっている。

ある女性のユーザーは、「拍手するには両手が必要だ」とコメント。別のユーザーは、「胸が悪くなる。男性として許せない。女性に婚前交渉させたくないなら、男の子たちにも言うべきだ」と述べた。

あるユーザーは、「女性たちを監禁すればいい、そしたら卑しいとは呼ばれないだろう」と皮肉った。

写真を投稿した教師は、中国のニュースサイト「シックスス・トーン」に対し、教科書を最初に読んだ時には、「本当に腹が立った」と語った。「考え方が時代遅れで、否定的な意見はすべて女の子に向けられている」。

江西省の教育庁は、シックスス・トーンの取材に対し、教科書は改訂されると述べている。

環球時報によると、「高中生性教育」はこれまでに2000冊が江西省内で配布されている。「高中生性教育」を21世紀出版と共同出版した江西高校出版社は、2006年に教科書の配布を停止したと述べた。

(英語記事 Chinese anger over 'sex degrades girls' textbook comment)

提供元:http://www.bbc.com/japanese/36648324

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