大澤亮のキャリアアップ術 ~ 40歳で後悔しないためのキャリア選び~

2016年7月15日

 転職したい個人や個人事業主のキャリア、新規の仕事探しの相談を毎日受けている中で、非常に多いのが資格やスキル取得の相談です。それも、35歳や40歳になって、「未経験ですが、将来が不安なので、まずは簿記の資格を頑張ってみようと思っています」とか、「英語は仕事で使ってもないし得意ではないですが、好きなので、TOEICを頑張りたいと思いますがどうでしょう?
といった相談や悩みを打ち明けられることが非常に多くあります。

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実務経験がなければ資格は活きない

 上記のケースはいずれも、キャリアアップ、収入アップを目的と考えると、間違った選択と言わざるを得ません。上記の共通点は、せっかく資格を取得しても、「資格を活用して仕事をした実務経験がない」ことです。上記の2人は取得した資格、もしくは取得しようとしている資格と関連する仕事をしていません。業務と直接関係ないスキルを取得しても使う機会がなければ「宝の持ち腐れ」です。

 「機会がなければ、これから使えばいいじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、残念ながら35歳や40歳だとその機会が訪れる確率も低いといえるでしょう。なぜなら、現職でも転職先でも、同じ「新しく取得したばかりのスキルで、業務経験がない人」であれば、20代の若手と35歳以上の中堅であれば、20代にチャンスを与えるからです。

 さて、上記で「宝の持ち腐れ」と書きましたが、実は本当に「宝の持ち腐れ」であれば、まだ救いはあります。より重要な点は、そのスキル・資格は本当に「宝」に成り得ますか? という問いです。

 「宝の持ち腐れ」であれば、その宝はいつか伝家の宝刀として使える日が来るかもしれない……そんな期待も持てるのですが、宝には成りにくいスキル・資格が沢山あり、それはスキル・資格を学び始める前に、よく調べ、考えるべきです。

 そうでないと、上記のように40歳になって「あんなに時間をかけてスキル・資格取得に頑張ったのに……もっと事前に考えておけば良かった」 となり兼ねません。

 では、「目指すべきスキル・資格」と「目指すべきでないスキル・資格」は、どのように考えたら良いのでしょうか? 今回は、目指すべき「ではない」スキルからお話します。スキルのご相談の中でも最も多く、また40代になって後悔している方もとても多いのが、実は英語です。

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