前向き女性になれる やわらかライフ&やわらかマネー

2016年11月11日

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加藤梨里 (かとう・りり)

ファイナンシャルプランナー

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科特任助教。2011年3月慶應義塾大学大学院修了。保険会社、信託銀行を経て、ファイナンシャルプランナー会社にてマネーのご相談、セミナー講師などを経験。2014年に独立し「マネーステップオフィス」を設立。専門は保険、ライフプラン、節約、資産運用など。大学では健康増進について研究活動を行っており、認知症予防、介護予防の観点からのライフプランの考え方、健康管理を兼ねた家計管理、健康経営に関わるコンサルティングも行っている。

 こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの加藤梨里です。この連載では、20代~30代のワーキングウーマンの皆さんへの家計相談を通して私が感じた「前向き女性になれる」お金との付き合い方についてお話しています。

 前回は、独身時代にお金を使う豊かさについてお話しました。結婚するかどうかわからず、先行き不透明な人生には「漠然とした不安」を覚えがちですが、そればかりに目を向けず、自分の好きなことにお金を使える今を楽しんでみては、とお話しました。

 とはいえ、結婚のことを気にせずにいつづけるのは実際には難しいもの。この先ずっとおひとりさまで生きていく現実に直面したら、のんきなこともいっていられないかもしれません。そのリスクを全く無視するわけにもいきません。

 そこで第4回の今回は、おひとりさまの不安に対処するお金について考えてみましょう。

iStock

人生最悪のシナリオはどれくらい最悪か?

 独身女性の家計相談のテーマで多いのが、「もしずっとひとりで生きていくとしたらいくら貯めればよい?」というものです。このことは年齢や、お付き合いをしているパートナーがいるかどうかにかかわらず多くの女性が気にしています。23歳で新社会人になったばかりの女性に聞かれたこともあります。若いうちはそれよりも、素敵な男性を探すのにエネルギーを向けたほうが良いのではと、傍から見れば思うのですが、本人にとっては極めて切実な問題です。

 こんなにも多くの女性が「ひとりで生きていくために必要な金額」の答えを知りたがっているのには2つの理由があります。ひとつは「独身のままで生きていくことは自分にとって人生の最悪のシナリオなのか」ともうひとつは「最悪のシナリオの怖さを定量的に把握したい」と思っているこということです。

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