前向き女性になれる やわらかライフ&やわらかマネー

2016年11月18日

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加藤梨里 (かとう・りり)

ファイナンシャルプランナー

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科特任助教。2011年3月慶應義塾大学大学院修了。保険会社、信託銀行を経て、ファイナンシャルプランナー会社にてマネーのご相談、セミナー講師などを経験。2014年に独立し「マネーステップオフィス」を設立。専門は保険、ライフプラン、節約、資産運用など。大学では健康増進について研究活動を行っており、認知症予防、介護予防の観点からのライフプランの考え方、健康管理を兼ねた家計管理、健康経営に関わるコンサルティングも行っている。

 こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの加藤梨里です。この連載では、20代~30代のワーキングウーマンの皆さんへの家計相談を通して私が感じた「前向き女性になれる」お金との付き合い方についてお話しています。

 第5回の今回は、女性の転職について考えてみましょう。

iStock
 
 

30代は転職のタイミング?

 30歳が近づいてくると、転職を考え始める人も少なくありません。実際に、30代の女性のご相談を受けていると、大半の人が2社以上の会社を経験しています。私自身もこれまでに3度の転職をしています。

 転職エージェントサービスを展開するDODAの調査※を見てみると、女性の転職理由で最も多いのは「ほかにやりたい仕事がある」だそう。残業が多い、休日が少ない、給与に不満があるといったネガティブな要因よりも、自分の可能性を試したい、チャレンジしたいと意欲的な姿勢で転職を希望する人が多いようです。

 確かに、社会人になって10年近くのキャリアを積むと、社会人としての基礎力が備わり、それまで関わってきた仕事についての専門性も深まりますから、それを活かして新しいキャリアにチャレンジできる良いタイミングかもしれません。

※出典:2015年10月~2016年3月転職理由ランキング/転職サービス「DODA」提供

女性の転職はタイミングが大事

 30歳前後の転職で避けて通れないのが、結婚、出産の問題です。せっかく転職しても、結婚したらすぐに妊娠した、ご主人の転勤が決まってしまったなどがあると、新しい仕事を十分に習得できないまま職場を離れなければなりません。転職先でもバリバリ働いてキャリア志向を目指そうと思っていたのに、第一線から外されてしまう恐れもあります。転職する本人にとっても、採用する企業にとっても、それは本意ではないでしょう。キャリアを第一に考えるなら、結婚や出産の予定がしばらくないときに転職する方がスムーズかもしれません。

 女性の転職はライフプランを抜きには考えられません。これまで築いてきたキャリアを活かすにしても、大幅なキャリアチェンジをするにしても、思い切った決断をできるチャンスはいつでもあるわけではないのです。

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