ネット炎上のかけらを拾いに

2016年12月22日

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 上西議員と批判派の意見が全く嚙み合わない理由を考えてみた。

HPでの主張は「維新に時代に言えと言われた」

 今週に入り、突如ツイッターを騒然とさせたのが上西小百合衆議院議員。12月19日夜に、下記のようにつぶやいた。

私は給付型奨学金については大反対です。幸せの前提がお金持ちだと言うのもどうかと思いますが、仮にそうだとしても大学行けばなんとかなるなんて甘い。稼ぐなら中学から働いたって稼げます。本当に勉強したいなら社会に出てからだってできます。親の見栄で無理やり学校に行かされる事がないように。

 このつぶやきについて瞬く間に批判が殺到。上西議員は批判や疑問の一部に答えているが、そのやり取りはまるでコントかと突っ込まれるほどかみ合っていない。

iStock

 たとえば、「あなたは中卒あるいは高卒でお金を稼いでそのお金で私立大学へ行ったのですか?」という質問に対しては、「違います。家が裕福でしたから大学まで行きました。それどころか3000万以上の貯金もあったので、そこから選挙資金を出せたので、今現職の国会議員です。」とガチ回答。質問をしたユーザーは恐らく、奨学金を得られない苦労、学歴がないことでの苦労を知っているのかという趣旨で質問をしているが、上西議員にこの嫌味は届いていない。

 「多くの人は、その要領や運が無いから勉強して大学に行って可能性を広げる必要があるのでは? その要領が有れば東大出てサラリーマンになる必要がない」という指摘には「甘ったれるな。」と一言。最初のつぶやきで上西議員はお金を稼ぐスキルを得るために大学へ行く必要はないという意を示している。このユーザーはこれに対して、金を稼ぐという直接的な意図ではなく、可能性や選択肢を広げるために大学へ進学する人もいることを指摘しているように見えるのだが、上西議員がこれを理解した様子はない。

 その後、自身のHPでは「給付型奨学金の拡充」を主張していたことを指摘されると、「あれは維新時代のものですね。そう言えと言われたので。私は大反対です。」と開き直り、数時間後にはHPから記述を削除した。

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