WEDGE REPORT

2017年2月28日

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宮田拓弥 (みやた・たくや)

Scrum Venturesゼネラルパートナー

日米両方で起業し、それぞれGoogle、mixiに買収された経験をもつ。mixiのアライアンス担当役員を経て、2013年にシリコンバレーでScrum Venturesを創業。
 

 毎年、年が明けてすぐ、世界中の家電メーカーやスタートアップが集まる巨大イベントがラスベガスで開催される。

 世界最大級の家電見本市、CESだ。ここ数年は、コネクテッドカーや自動運転などが大きく注目されている大手自動車メーカーも揃って出展するようになり、さらなる盛り上がりを見せている。

 今年のCESで、家電メーカーや自動車メーカーを押しのけて、世界中の話題をさらったのが、Amazonであった。eコマースサービスのイメージが強いAmazonだが、2007年にリリースされた電子書籍リーダーKindle以降、いくつかのハードウェア製品を発表している。

Amazon Alexaを搭載したデバイスが次々に発表されている。写真は今年のCESで発表されたLGのAlexa対応冷蔵庫 (写真・DAVID BECKER/GETTYIMAGES)

 今回のCESで注目を集めたのは、14年11月に米国で発売された円筒型のワイヤレススピーカーAmazon Echo(エコー)、そしてその心臓部である「Amazon Alexa(アレクサ)」だ。

 Amazon Echoは、高さ20センチ強の円筒状の形状で、スピーカーと7つのマイクから構成されている。タッチパネルはついておらず、声で「Alexa」と呼びかけると、音声を認識し、様々な操作が可能となる。アラームなどの機能のほか、ネットワーク経由でAmazonやパートナー企業の様々なサービスと繋がり、音楽をストリーミングする、タクシーを呼ぶ、ピザを注文するなど、多種多様な機能が「話しかけるだけ」で操作可能となっている。

 人の声を認識する音声認識技術はここ数年で、認識精度が飛躍的に向上している。Amazon Echoと同様の音声認識型端末Google Homeを発売しているGoogleによれば、スマホから音声で検索をする人の割合も急増しており、現在モバイルでの検索の20%にも達しているという。この割合は今後ますます高まっていくものと予想される。

 私自身もAmazon Echoをキッチンとデスクに置き、毎日のように利用しているが、その認識精度はほぼ問題がないレベルだと感じている。

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