前向き女性になれる やわらかライフ&やわらかマネー

2017年3月10日

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加藤梨里 (かとう・りり)

ファイナンシャルプランナー

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科特任助教。2011年3月慶應義塾大学大学院修了。保険会社、信託銀行を経て、ファイナンシャルプランナー会社にてマネーのご相談、セミナー講師などを経験。2014年に独立し「マネーステップオフィス」を設立。専門は保険、ライフプラン、節約、資産運用など。大学では健康増進について研究活動を行っており、認知症予防、介護予防の観点からのライフプランの考え方、健康管理を兼ねた家計管理、健康経営に関わるコンサルティングも行っている。

 こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの加藤梨里です。この連載では、20代~30代のワーキングウーマンの皆さんへの家計相談を通して私が感じた「前向き女性になれる」お金との付き合い方についてお話しています。

 前回は、結婚前に話しあうべきお金のことについてお話しました。結婚式にかかる費用を準備するのは大切なことですが、大きなお金を使うことに、ふたりが納得するかどうかも重要です。相手がいくら貯蓄を持っているか、年収がいくらかよりも、どんなことにお金を使うのを大事にする人なのかを見ておくのも、円満な結婚生活には欠かせません。

 とはいえ、実際に結婚生活を進めていくうえでは、先立つお金がないことには始まりません。「愛さえあれば……」とも言いますが、経済的な基盤がないと、生活が苦しいのは言うまでもありません。

 そこで今回は、結婚前にふたりで確認しておきたいお金についてお話しましょう。

(iStock)
 

1.借金がないかどうかを確認する

 結婚してみたら相手に多額の借金があった、というケースは少なくありません。お付き合いをしているだけなら、たとえ相手に借金があっても大きな問題にはならないかもしれませんが(相手からお金を貸してと頼まれる恐れはありますが)、結婚をすると問題になることがあります。

 最も影響が大きいのが住宅ローンです。マイホームを買おうと住宅ローンを申し込むとき、ローン名義になろうとする人に借金があると、与信の審査で不利になります。3000万円借りようと思っていたのに、すでに自動車ローンを200万借りていたので、その分住宅ローンの借入額が下がってしまうようなケースが考えられます。

 借金はしていないから大丈夫と思っても、意外な落とし穴があります。それが奨学金と携帯電話です。学生時代に貸与型の奨学金を借り入れていて、その返済が滞っていると、信用情報機関にその旨が登録されている可能性があります。一度登録された信用情報は5年間保存されるので、その間は住宅ローンの審査で不利になるのです。また携帯電話の端末を分割払いで購入した場合、割賦契約をしたことになるため、支払の状況が信用情報に掲載されます。期限通りにきちんと支払っていても掲載自体はされますが、延滞をしていると、住宅ローンの審査に影響する恐れがあります。

 マイホームの購入は結婚生活で大きなイベントです。マイナスからのスタートにならないよう、借金がないかは最低限確認しておきましょう。

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