使えない上司・使えない部下

2017年3月22日

»著者プロフィール

 今回は、世界3大サーカスの「木下大サーカス」の公演をする木下サーカス株式会社の木下唯志代表取締役社長を取材した。国内・海外で大規模な公演を繰り広げる一方で、社員やアーティストの採用や育成にも力を注ぐ。木下社長にとって、上司と部下のあるべき姿とは……。

セルフィッシュな人は上手くはいきません

ハンドバランス

 上司が部下のことを指して、「あいつは、使えない」などと言うべきではないでしょう。口にしなくとも、周りにいる社員はわかっているものです。そのようなことを口にしていると、逆に上司の品格が疑われますよ。

 上司が社員のことを「あいつらは使えない」と言っているようでは、チームをつくることはできない。部下は、上司をよく見ているのです。

 人には能力差があるし、適性もあるでしょう。そのときの感情もあります。長く勤めていると、仕事で芳しい結果が出ないときがあるかもしれません。「使えない部下」と判断され、関連会社に左遷されても、その後、結果を出して親会社に戻り、役員になる人もいます。

 木下サーカスには、多くのアーティストがいます。私が彼ら彼女らの一時期の仕事だけを見て、「あのアーティストは使えない」と言うことはないですね。皆が世界トップレベルに近い技を身につけていますが、私がリハーサルを見ていて、こうしたらよくなるのにと感じることはあります。

 そのとき、アーティストに直接、意見を言うこともありますが、演出家などに「どうしたら、もっとよくなるか」とよく尋ねます。アーティストは世界トップレベルですから、こちらから言うにしても、タイミングや言い方を考えないといけない。

関連記事

  • PR
  • 新着記事

    »もっと見る