WEDGE REPORT

2017年6月23日

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 日本航空(JAL)が6月20日以降、機内でのインターネット無料サービスを打ち出したのが利用客に受けている。これまで8月末までは期間限定で無料としていたが、利用者に快適な機内サービスを提供しようと、ライバルである全日空(ANA)より先行して全面的に無期限で無料化を決めた。ビジネス客にとってメールのチェックは飛行機の中でも不可欠のルーティン、それが無料でサクサクできるのであれば、ビジネス客の一部がJALに流れるかもしれない。

(Photo by Yuriko Nakao/AFLO)

静観の構えをみせるANA

 このサービスは、インターネットに接続できる無線によるWiFiを使って行うもので、JALすべての国内路線で無料サービスを提供する。これにより、離着陸時の5分間除く飛行機に乗っている間は、いつでも無料でインターネットが利用できる。ANAはいまのところ、40分利用で550円、フライト中使えるフルフライト利用で1050円の2種類の有料サービスをしているが、いまのところ無料化する予定はないという。しかし、機内ではスマホなどを使ったメールなどのやりとりを間断なくする人が多い中で、ANAが無料化に追随せずにいられるかどうか。

 スマホやタブレットの普及により、機内でもメールの確認などの仕事をする利用客が増えている。少し前までは、機内ではインターネットがつながりにくいなどの問題があったが、いまでは電車や地下鉄車両内と同じようにつながるのは当たり前となっている。このタイミングでJALがANAに先行して無料化を決めたのは、サービス内容の「差別化」を意識したためで、メールが仕事の生命線ともなっている多忙なビジネス客にとっては、無料化はうれしいサービスになる。ビジネス客でない利用者もSNSなどインターネットを使うケースは増えている。

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