◎『エクソシスト』『オーメン』から『蠅の王』『ロビンソン・クルーソー』まで……
現代オカルトやホラー作品が描き出す、不安、欲望、そして抑圧。
それは人間の本性なのか?
神の対極として構築された「絶対悪」、
社会の分断や排他が生み出した「魔女狩り」、
科学と信仰に揺れる「エクソシズム」——
古来より人々を恐怖させ、同時に魅了し続けてきた悪魔。
本書では、信仰・宗教および文化の視点からその生態系を捉え、解き明かす。
決して、誘惑されてはいけない。
“人々が「怖い」とか「不気味だ」と感じるものは、その人たちが「理想としているもの」「当然だと思っているもの」「大切にしているもの」などの裏返しであるように思われます。”(本書「はじめに」より)
<本書の目次>
はじめに
序章 厄介な悪魔たち
第1章 聖書で「悪魔」はどう描かれてきたのか
1.キリスト教世界でも曖昧な悪魔
2.イエス・キリストを誘惑した悪魔
第2章 悪魔はかつて、天使だった
1.天使の翼は何枚か
2.天使はどうして堕ちたのか
第3章 悪魔を相手にしてきた人たち
1.アントニオスを誘惑した悪魔
2.悪魔を信じたマルティン・ルター
第4章 さまざまな悪魔とその外見
1.七つの悪魔
2.悪魔の角は、山羊の角?
第5章 「悪魔祓い」と「魔女狩り」
1.「悪魔祓い」の真実
2.「魔女狩り」とは何だったのか
第6章 悪魔がいるから、戦わねばならない
1.キリスト教以外のものは「悪魔」
2.悪魔と「戦う」信徒たち
第7章 「悪魔抜き」のキリスト教は可能か
1.「戦い」を拒否するキリスト教徒
2.悪魔について語らない人たち
3.「悪魔抜き」のキリスト教は可能か
おわりに
悪魔について知りたい人のためのブックガイド
※内容は予告なく変更となる可能性がございます