日本人が忘れてしまったすばらしい心を取り戻す、珠玉のエッセイ
<大好評12刷>(2019年7月)
二十一世紀は心の時代――。 かつての日本人は、心の豊かさを持っていた。だが、物質文明の発達によって、多くの日本人が心のゆたかさをどこかに忘れてきたのではないだろうか。人間を尊重する心ゆたかな社会をつくってゆくために、私たちが心がけるべきことは何か。 古代から現代をつらぬく日本人の精神史を探求し続けてきた中西進が、すべての日本人に贈る言葉の花束二十一章。
一般社団法人日本学基金理事長。文学博士、文化功労者。平成25年度文化勲章受賞。日本文化、精神史の研究・評論活動で知られる。読売文学賞、日本学士院賞、菊池寛賞、和辻哲郎文化賞、大佛次郎賞、奈良テレビ放送文化賞ほか受賞多数。著書に『中西進と歩く万葉の大和路』、『万葉を旅する』、『国家を築いたしなやかな日本知』『日本人意思の力 改訂版』、『情に生きる日本人 Tender Japan』(以上ウェッジ)、『うたう天皇』『楕円の江戸文化』(ともに白水社)、 『日本人の祈り こころの風景』(冨山房インターナショナル)、『こころの日本文化史』(岩波書店)、『日本人の愛したことば』(東京書籍)、『中西進著作集』(全36巻/四季社)他多数。