美しい心、豊かな創造性。日本人が忘れかけた心に気づくエッセイ最終巻
<好評4刷>(2018年12月)
万葉集研究の第一人者で文化功労者の著者が、日本人の置き去りにしてきた大切な「忘れもの」をテーマにして好評を得たエッセイ・シリーズの最終巻。本書では、日本人の心の原点である「なつかしさ」や、小さいものを大切にする精神、情緒の創造性などについて軽やかに語りかける。ロングセラー「忘れもの」シリーズの文庫版完結! 解説は、哲学者で大阪大学学長の鷲田清一氏。
一般社団法人日本学基金理事長。文学博士、文化功労者。平成25年度文化勲章受賞。日本文化、精神史の研究・評論活動で知られる。読売文学賞、日本学士院賞、菊池寛賞、和辻哲郎文化賞、大佛次郎賞、奈良テレビ放送文化賞ほか受賞多数。著書に『中西進と歩く万葉の大和路』、『万葉を旅する』、『国家を築いたしなやかな日本知』『日本人意思の力 改訂版』、『情に生きる日本人 Tender Japan』(以上ウェッジ)、『うたう天皇』『楕円の江戸文化』(ともに白水社)、 『日本人の祈り こころの風景』(冨山房インターナショナル)、『こころの日本文化史』(岩波書店)、『日本人の愛したことば』(東京書籍)、『中西進著作集』(全36巻/四季社)他多数。