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2017年9月8日

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米ニューヨークに拠点を置く中国人の不動産王で、中国最高指導部の汚職疑惑を非難してきた郭文貴氏(50)が米国で亡命申請した。郭氏の弁護士が7日、明らかにした。

弁護士のトーマス・ラグランド氏はBBCに対し、マイルス・クオックの名でも知られる郭氏が「中国指導部の政治的敵だと考えられている」と語った。

ラグランド氏は、「郭氏は、これまでの発言や彼のせいで暴露されたことに中国指導部が復讐しようとするのを恐れている」と語った。

中国政府は現在、国際刑事警察機構(ICPO)による国際手配を通じて郭氏を身柄拘束しようとしている。郭氏に対する容疑の内容は明らかになっていない。

今年4月、中国の国営メディアは郭氏が国家安全省次官(当時)の馬建氏に賄賂6000万元(約9億円)を贈ったと報道。郭氏は、報道は政治的な動機によるものだと否定している。馬氏はその後逮捕され、汚職罪で起訴された。

2014年に中国を出国した郭氏は、ツイッターやYouTubeの動画で中国共産党の最高幹部が汚職に関わっていると非難してきた。非難の対象には、反腐敗運動を率いる王岐山・中央規律検査委員会書記も含まれている。

郭氏はさらに、5年に1回開かれる党大会が来月18日から予定されるなか、国家機密だと同氏が主張する情報を公表した。

「11冊のパスポート」

郭氏は自らの主張について具体的な裏付けを提示していないが、中国政府の怒りを招いたため、今年4月の国際手配につながった。

AP通信によると、中国当局は誘拐や詐欺、資金洗浄など、少なくとも19件の容疑で郭氏への捜査を行った。先月には、強姦容疑をめぐる郭氏への捜査が開始されたという。

郭氏は観光ビザで米国に滞在しており、ビザは今年中に有効期間が終了する。しかし、亡命申請後は、米当局の判断が下るまで滞在が許されるとラグランド氏は語った。

ロイター通信によると、米国の亡命申請手続きは平均で2、3年かかるという。

郭氏に対しては、中国の個人や企業から複数の名誉棄損訴訟が米国で起こされている。

郭氏は、自分はもう中国国民ではないと述べている。今年4月に米政府系メディア「ボイス・オブ・アメリカ」の中国語放送のインタビューを受けた際、郭氏は11カ国のパスポートを所持していると語ったが、米国のビザ失効後に、なぜ別の国に移動しないのかについては、理由は明らかにしていない。

(英語記事 Exiled Chinese billionaire Guo Wengu seeks US asylum

提供元:http://www.bbc.com/japanese/41197346

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