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2017年9月12日

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スペイン北東部カタルーニャ地方の独立を問う住民投票を3週間後に控え、独立支持派は11日、主要都市バルセロナで大規模デモを行った。

「ディアダ」と呼ばれるカタルーニャ地方の記念日となっている11日、バルセロナの街路は赤と黄色の旗で埋め尽くされた。

来月1日に予定されている住民投票を、スペイン政府は違法だとしている。

独立派寄りのカタルーニャ自治州の議会は今月、住民投票で独立が支持された場合にはスペインから分離・独立する法律を可決した。

世論調査によると、投票が実際に行われれば結果は接戦になる見通し。

カタルーニャ地方には独自の言語や習慣があり、大幅な自治権限がすでに与えられている。

しかし、スペインで最も富裕な地方の一つであるカタルーニャでは、中央政府に持っていかれる税収が多すぎると感じる住民が多数いる。

11日のデモ参加者の数の推計にはばらつきがある。デモ主催者が100万人を超えたとした一方、地元メディアはスペイン政府関係者の話として、主催者の推計よりも大幅に少なかったと報じた。

2008年世界金融危機後の失業率の高止まりなど、低迷するスペイン経済の問題も独立を支持する空気を後押ししている。

スペイン治安警察は最近、住民投票を準備していたとして、複数のカタルーニャ地方の印刷所で強制捜査を行った。

11日のデモに合わせ、カタルーニャ地方の各地から多数の住民がバルセロナに集まった。デモ参加者を運ぶため2000台近くのバスが貸し切られた。

バルセロナ警察は11日夕、ツイッターで「約100万人が(デモに)参加した」と述べた。

多くの人はバルセロナの旗と同じ色のTシャツを着てデモに参加した。スペインの憲法裁判所は住民投票実施法を一時停止させているが、デモ参加者たちは住民投票が実施されることへの強い期待を語った。

世論調査では、カタルーニャ地方住民の過半数が、意見対立が続いてきた独立問題に決着をつける住民投票の実施を支持している。

ローラ・アルベルクさん(25)はAFP通信に対し、「今は21世紀で、住民投票を違法だとする憲法は40年前のもの。時代は変化している」と語った。

アナ・コメリャスさん(20)は、「時間がたち、人々はスペインに残り続けるのは自分たちを傷つけることだと思うようになった」と話した。

(英語記事 Catalan independence rally: Thousands gather in Barcelona

提供元:http://www.bbc.com/japanese/41239233

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