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2019年5月21日

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欧州議会選挙に向けて新党ブレグジット党の党首として英国内を遊説中のナイジェル・ファラージ氏は20日、通りがかった男性にミルクシェイクを浴びせられた。イギリスではこのところ、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を推進する政治家や活動家に、抗議する市民がミルクシェイクなどを投げつける事件が続いている。

北東部ニューカッスルで遊説中のファラージ氏が商店街を歩いているところ、近づいた男性がミルクシェーキを投げつけた。近くにいた警察地域支援員が男性を拘束した。市内出身のポール・クロウサー容疑者(32)によると、使ったのは「ファイヴガイズ」店で買った5.25ポンド(約800円)のバナナと塩キャラメル味のミルクシェイクだったという。

ノーサンブリア警察報道官は、「32歳男性を暴行容疑で逮捕した。男性は今も勾留されている」と明らかにした。

ファラージ氏は23日の欧州議会選投票日に向けて、北東部各地を回っている。

クロウサー容疑者は、「(ファラージ氏が)来ているとは知らなかった。その場にいたので、今しかないと思った。ああいう人物に対して、抗議する権利を行使した」と述べ、「この国で(ファラージ氏が)まきちらす悪口雑言と人種差別の方が、ちょっとばかりミルクシェーキがかかることより、はるかに国を傷つけている」と強調した。

現場近くの書店前で手錠をかけられたクロウサー容疑者は、自分のしたことを後悔していないと話した。

誰かが切りつけられて負傷したという指摘については否定し、自分は液体をファラージ党首に浴びせただけだと説明した。

ミルクシェイクについては、「飲むのを楽しみにしていたんだけど、それより有意義な使い道だったと思う」と話した。

ミルクシェイクを首から下に浴びたファラージ氏は側近に「大失敗だ。とっくの昔に気づくべきだった」、「どうして止めなかったんだ」などと話していた。

「すみません」と側近が答える中、ファラージ氏はスタッフに囲まれながらタクシーへと歩いた。

ファラージ氏は後に、「残念ながら、一部の(EU)残留派が過激化してしまい、普通の選挙活動ができなくなりつつある」、「礼節ある民主主義が機能するには、負けた側が敗北を受け入れなくてはならない。国民投票の結果を受け入れなかったせいで、このていたらくだ」とツイートした。

ブレグジットの是非が大きく世論を分断しているイギリスでは、離脱派として欧州議会選に出馬しているイギリス独立党(UKIP)の候補や、元極右団体の活動家が同じように抗議でミルクシェイクを投げつけられる事案が続いている。

(英語記事 Nigel Farage hit by milkshake during Newcastle walkabout

提供元:https://www.bbc.com/japanese/48345945

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