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2019年7月29日

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ジョー・タイディ、サイバーセキュリティ記者

シューティングゲーム「フォートナイト」の世界大会が27日、米ニューヨークで開かれ、アメリカの16歳の少年がソロ部門で優勝し、賞金300万ドル(約3億2600万円)を手にした。

「eスポーツ」と呼ばれるコンピューターゲームの競技としては、最大規模の賞金金額の大会となった。総額3000万ドルを入賞者で分け合う。

ソロ部門を制したのは、オンラインでは「ブーガ」の名で知られる、カイル・ギアースドーフさん。

優勝者の名前が呼び上げられ、会場が興奮に包れる中、ステージ上で笑顔を見せ、首を振った。

ギアースドーフさんはBBCの取材に、賞金のほとんどは貯金すると話した。

「欲しい物は新しいデスクだけで、あとはトロフィー用の机があるといいかもしれない」

100人で決闘

eスポーツの主要大会の1つとされるこの大会の予選では、世界30カ国以上から4000万人が参加。10週間にわたり、オンラインで戦闘を繰り広げた。

決勝大会には計100人が進出し、テニスの全米オープンが開かれるアーサー・アッシュ・スタジアムの巨大スクリーンで対戦した。100人はスクリーン上の島で武器を見つけ、建物を建て、最後の1人になるまで戦闘を続けた。

決勝にはアメリカから70人、フランスから14人、イギリスから11人が進出した。

ギアースドーフさんは笑顔を浮かべながら対戦相手を次々と撃破。評論家たちは、「ばかばかしいほど圧倒的な勝利への一戦」と評した。

どんどん増える賞金

eスポーツは今年中に、10億ドル(約1086億円)規模の産業になると予測されている。

優勝賞金の総額では、8月に開催される「インターナショナル」と呼ばれる大会が、今大会を上回って最高記録を塗り替える見通しだ。

中毒を理由に規制論も

「フォートナイト」は世界中で2億人が登録しているとされる。無料でダウンロードできるが、ゲームの中でアイテムなどを購入できる仕組みになっている。

プレイヤーは1人でも、4人チームや20人チームの一員としても遊べる。友人同士や、見ず知らずの人たちともプレーが可能だ。

「フォートナイト」をめぐっては先月、イギリスの国会議員たちがメーカーのエピックゲームズに対し、プレイヤーの年齢確認や長時間遊ぶときは休憩を取ることについての、企業としての取り組みをただした。

4月にはサセックス公爵ハリー王子が「中毒者を生んでいる」として、「フォートナイト」の禁止を求めた。

この要求について、エピックゲームズの法務担当は英国会議員らに「かなり面食らっている」と述べている。

(英語記事 US teenager wins $3m as Fortnite world champion

提供元:https://www.bbc.com/japanese/49148262

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