中国ゲーム市場求めて繰り返される
「テンセント詣で」
目立ってきた日本企業の「片想い」


WEDGE REPORT

ビジネスの現場で日々発生しているファクトを、時間軸の長い視点で深く掘り下げて、日本の本質に迫る「WEDGE REPORT」。「現象の羅列」や「安易なランキング」ではなく、個別現象の根底にある流れとは何か、問題の根本はどこにあるのかを読み解きます。

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日本企業は巨大な中国市場を狙い、中国IT業界の巨人・テンセント(騰訊控股有限会社)との提携を熱望するが、同社は次のステージへ移り始めている─。

中国版モンスターストライク (MIXI)

 昨年12月、大ヒットしているミクシィのスマートフォン用ゲーム「モンスターストライク」が、中国でiPhoneとアンドロイド端末向けにリリースされた。

 中国IT企業大手のテンセント(騰訊控股有限会社)との提携のもと、中国向けにゲーム内容をミクシィがカスタマイズしたバージョンだ。中国のアップストア(アップルのiPhone向けアプリ市場)では、リリース翌日に、ダウンロード数では首位に立ったが、維持できたのは3日間。その後、順位はだんだんと低下。1月末には200位以下となった。トップセールスランキングも2月に入り150位にまで後退している。日本の大ヒットゲームが、中国でも成功するか否かの試金石だったが、現状では成功できたとは言えない状態になってきた。

日本企業が狙う巨大な中国ゲーム市場

 スマホゲームを中心に好調な日本のゲーム会社は海外市場への進出という課題を抱えている。スマホゲーム市場は全世界的に拡大傾向が続いている。一方で、好調とは言え、日本のスマホゲーム市場は飽和状態にあり、海外市場への進出が必須の状態だ。

 こうした状況下で、高い注目を浴びているのが中国市場だ。昨年6月にはスマホでゲームを遊ぶユーザー数は3億人を超えた。安価で高性能なアンドロイド端末の普及を背景に、1年で1億人以上増加する急成長が起きている。数年以内に、市場規模が日本に並ぶとの見方もある。

日本企業は中国市場を狙って「テンセント詣で」を繰り返しているが・・・(IMAGINECHINA/CORBIS/AMANAIMAGES)
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