未婚大国ニッポン~“絆”のゆくえ 「まだシングル、ずっとシングル」

2015年11月26日

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にらさわあきこ (にらさわ・あきこ)

文筆家

NHKディレクターとして海外紀行番組や人気スタジオ番組などを多数手がけた後、文筆業に。幸せな生き方を追求して、取材・執筆活動を行う。本サイトでの連載に加筆修正のうえ、書き下ろし原稿を加えた『未婚当然時代~シングルたちの絆のゆくえ』(ポプラ新書)のほか、500人の男女を取材して書いた『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)や、婚活する女性たちの姿を描いた『婚活難民』(光文社)、『婚活に疲れたあなたへ』(マガジンハウス)、『婚活の神様!』(幻冬舎)など著書多数。丁寧に心情に迫る取材姿勢に、定評がある。http://www.nirasawa-akiko.com/

 その女性の存在は、共通の知り合いがいたことなどもあり、以前から知っていた。

 けれど、強く興味を持ったのは、彼女のブログを読んだからである。

 「……東京にいたころは、どこに住んでも自分が“根なし草”のようだと感じていて、いつか安定して住める場所が見つかったらいいなぁと思ってました。そして、もし、自分にとっての“定住の場”が見つかったなら、食器も少しずつ好みのものに変えていけたらなぁと。

 今回、お店でゲットしたささやかな器たち。自分のお気に入りのものに囲まれて暮らすのは、きっと心地いいだろうな。おちょこにも使えそうな蕎麦ちょこは、可愛くて思わずペアで買っちゃった(笑)。冬が来る前に、もう、春が待ち遠しい……」

画像:iStock

 

“縁”のなかった地方に移住

 

 このブログを書いたのは、吉岡多恵さん(42歳・仮名)。

画像:Creatas

 東京生まれの未婚シングルだ。

 母は他界し、父親と、結婚している姉妹が一人、東京に住んでいる。

 今年4月、彼女は“地域おこし協力隊”として、某県に移住した。

 県には、血縁も仕事の繋がりも、元々の知り合いもなかった。しかし、今ではその県に「できれば一生住みたい」という。

 “見知らぬ土地”に彼女はどんな“絆”を見つけたのだろうか?

 仕事で上京するという彼女に、アポを取らせていただいた。

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