未婚大国ニッポン~“絆”のゆくえ 「まだシングル、ずっとシングル」

2015年12月14日

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にらさわあきこ (にらさわ・あきこ)

文筆家

NHKディレクターとして海外紀行番組や人気スタジオ番組などを多数手がけた後、文筆業に。幸せな生き方を追求して、取材・執筆活動を行う。本サイトでの連載に加筆修正のうえ、書き下ろし原稿を加えた『未婚当然時代~シングルたちの絆のゆくえ』(ポプラ新書)のほか、500人の男女を取材して書いた『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)や、婚活する女性たちの姿を描いた『婚活難民』(光文社)、『婚活に疲れたあなたへ』(マガジンハウス)、『婚活の神様!』(幻冬舎)など著書多数。丁寧に心情に迫る取材姿勢に、定評がある。http://www.nirasawa-akiko.com/

 男性の未婚者数は、女性のそれよりも多い。

 5年に一度行われる国勢調査では、50歳時点で未婚の人を“生涯未婚”としているが、2010年の調査では、男性のおよそ2割、女性のおよそ1割が“生涯未婚”となっていた。

iStock

 この数字から単純にわかるのは、男性の未婚者が「女性の倍」ということだ。

 では、ずっと未婚のまま50歳を向かえた男性たちは、何を思い、何を求めているのだろうか? 男たちに聞いてみた。

 

少年らしさを持つ50歳

 

 正岡洋二郎さん(50歳・仮名)は、大手メーカーに勤務する管理職である。

 が、私と会ったのが休日だったせいか、偉ぶった印象はまるでなく、優しいお兄さんという感じだった。

 彼のことは、婚活をしているアラフォー女性から紹介していただいた。

 「婚活で知り合った方なんだけど、話しやすいから色々教えてくれると思うよ」というので、アポを取らせていただいたのだが、なるほど、会う前のやりとりからも、とても小気味よく、話しやすい方だと感じさせられた。

 紹介者からは、「見た目も年齢よりずいぶん若く見える」と聞いていたのが、青山のイタリアンレストランで会った正岡さんは、確かに40歳そこそこと言っても通じる若い雰囲気だった。

 まだ少し暑いころだったので、白い半そでのポロシャツに薄いスラックスを合わせて、髪は高校生のように長めにカットしっぱなし。

 小柄で細身なせいもあり、パッと見は少年のように見えるのだが、クラッチバックならぬ“セカンドバック”を携えているところや、ポロシャツが流行りの“大きくブランドのロゴが出ているタイプ”のものではなく、スポーツブランドのものであるあたりに50歳という年齢を感じた。

 

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